第１８５４弾
Ｐｉａキャロットへようこそ！
Ｐａｒｔ④
第１８５４弾
Ｐｉａキャロットへようこそ！
Ｐａｒｔ④
パーファクトソルジャー・スイマーの依頼でコミケ会場へ
突入したぼうぅふぁお。
売り場で出会ったコスプレイヤーは、河合雪子だった。
河合雪子の趣味は少女マンガとゲームキャラのコスプレ。
格好から察するにサムスピの主人公がお気に入りのようだ。
お店の人に知られてしまうなんて。恥ずかしくて、もう明日
からバイトへいけない。
きっと笑い者にされてしまうでしょうから・・・。
雪子ちゃん。それは考えすぎだよ。
だいたい雪子ちゃんが笑い者にされるんだったら俺も
同じだ。一緒にコミケ会場にいたんだから。
大事な趣味に、自分の生きがいに負い目を感じちゃダメだ。
ぼぅふぁおさん・・・。
俺もこういう趣味が嫌いじゃないからこそ、会場に
きているわけだし。
この俺の回りには同じように趣味に命をかけた・・・
いや、もっとぶっとんだ男たちがいる。
雪子ちゃんがゲームが好きでも、軽蔑なんてしないよ。
ぼぅふぁおさん。私を勇気づけようとして・・・。
いやいや、事実さ。特に俺の上司は重症でね。
同じゲーム攻略本をアホみたいに集めるトチ狂った男で・・・
あははは。
コミケでの一件は、ぼうぅふぁおと雪子の距離を縮めた。
雪子は出勤前や仕事帰りに積極的に相談してくるようになった。
二人の仲は確実に進展していった。
いっこうに進展しないのは隊長の頭だよ。
次は大戦略の攻略本探しか。
おおっと。
おっと、すまない。・・・おや、キミどこかで？
ん？
やっぱり！キミ、キャロットでバイトしてるよな。
そういえば以前レジで会いましたね。こりゃどーも。
俺の名前は健介。相田健介っていうんだ。
俺の知り合いの子があそこでバイトしててさ、これからも
ちょくちょく顔を出すと思うから、そのときはよろしく。
いーえ。こちらこそ。んじゃ。
よく覚えていたな。一日何十人もお客を見るだろうに。
たいした記憶力だ。
ケン・マスターズに似てたんで、覚えたッス。
なるほどｗ
しかしまあ、ホントいろんなヒトとぶつかるゲームだね。
この流れからすると・・・・あの健介って男もストーリーに
関わってきそうだ。
そうかもしれんな。・・・・ところで、ぼぅふぁお。
はい？
Ｔシャツは返す。