※このプレイ日記は2016年1月30日に後援者のスイマーさんが製作したものです。














【高井さやか】

「Piaキャロットへようこそ!!3」に登場したヒロイン。

その容姿や明るい江戸っ子的な性格で男性ファンを魅了し、

Piaキャロ全シリーズの中でも高い人気を誇ったが・・・





「エロシーンがない」「告白されるとおかしなことを言いだし拒絶される」という

悪癖をもっていることで絶対的なヒロインになれなかった。

ロングソードのプレイ日記では何気に827弾、1032弾にも登場している。
















 やはり彼女の言っている意味がわかりませんなぁ。リジュ殿。



 むぅぅ・・。言っていることが分からない・・・。



 スイマーちゃんも北海道に戻っちゃったけど、2人とも

何考えているのかな?











 留美店長の紹介レビュー(プレイ日記1443弾)をしたときに

「高井さやか」というキャラクターが出ていたじゃないですか。

彼女の言動がいまだにわからないのですよ。



 あれからこうして竹中殿と議論しているわけです。









 高井さやかちゃんね。ボクには何となくわかるけどなぁ。

2人にはわからないかなぁ。


 いやいや。つかささん、答えは無用。我々で見つけてみせますよ。

軍師の名にかけて。



 そのとおりです。竹中殿。じっくりと検証してみましょう。














第1567弾





Piaキャロットへようこそ!!3.3















 今回はPiaキャロ「3」およびゲームボーイアドバンス版である「3.3」

を調査題材とします。



 了解です。



 ゲームスタートの段階で実のところ主人公「神無月明彦」と「高井さやか」は

両想いだったりしますが両者とも思いを秘めたまま物語が始まります。



 4号店へのヘルプ要請を受けた際に主人公は高井さやかに引き留めて

ほしかったわけですが、
結局引き留められることなく

4号店に行き物語スタートするのでしたね。











 途中、ヘルプ要請を出すことで4号店に高井さやかがやってくることになります。

4号店にヘルプにやってきた高井さやかはまるで押しかけ女房のごとく

「毎朝部屋まで朝食を作りにくる」「町の案内をねだる」など

主人公に急接近していきます。



 さやかちゃんは和食、洋食両方用意できるパーフェクトな女の子だよね。







(和食バージョン)





(洋食バージョン)





 うーむ。これは完全に両思いカップルですなぁ。
















 「町案内」と称するデートなどは見ている方が恥ずかしいくらいです。



 ここまで見ると高井さやか嬢は普通の女性ですね。どうしても神無月明彦の

ダメっぷりのほうが気になってしまいます。












 確かにそうですね。デート中にバスケットのフリースローに挑戦する

場面があるのですが・・・。













 外してしまうわけですね。ここぞというときに決められないのは残念です。



 彼なりのトラウマもあるのですがね。








 ほう、それは?














 物語中盤に神無月明彦の中学時代が「高井さやか」から語られます。

バスケットボール部だった彼は3年生の最後の試合、

フリースローが外れて負けたということが判明します。

結局、中学卒業とともにバスケットボールをやめてしまったようです。ちなみに「3.3」では

エンディングに語られます。











 (「3」も「3.3」も内容に変化ないなぁ)








 神無月明彦は、やはり「三井寿」のようにはいきませんでしたか。












 残念ながら。もっとも三井寿も高校3年の復活までしばらくバスケットボールから

離れていますけどね。

「グレてた」ことを考えると神無月明彦より悪いかもしれません。












 さて神無月明彦は、負けた試合後に悔しさで練習をしていたようでは

ないですか。



 そんな悔しさがあるなら、高校でその悔しさをぶつけて欲しかったですね。

試合後に練習したって終わった結果が変わるわけではない。

『お前なぁんか勘ちがいしとりゃせんか?』と言ってくれる監督がいれば

彼の人生は全く違うものになっていたかもしれません。

2度とバスケットボールを触らないとは思わなかったでしょうし。














 そんな彼ですが、高井さやかとの距離を徐々に縮めていきます。

これはヘタレな彼にとっては大きな進歩といえます。



 ところが例の事件がおこってしまうわけですな。










例の事件: 告白しベットシーンにいく直前、「今の自分は本当の自分じゃない」

と言い出し主人公を混乱に陥れた。








 好きな異性の前では人は少なからず偽装してしまうものです。

リ・それが許せないのが高井さやかという女性なのですな。

あまりにも純粋すぎるのでしょう。










 「偽りの自分という」テーマといえば「ココロコネクト」のヒロインの1人、

「永瀬伊織」がいますね。



 ほぅ、永瀬伊織を引き合いにしますか。












 永瀬伊織は母親がバツ5という複雑な家庭で育ち、父親が変わるたびに

自分の性格をかえてきた少女です。


彼女はずっと演技をして自分を偽って生きてきたため、本来の自分というものを

見失ってしまっています。



 演技して生きてきた・・・ですか。



 物語では作中の主人公と恋仲関係になるも破局。

作中に別のヒロインと人格が入れ替わる現象がおき、

人格が入れ替わったことに気づけなかった主人公に失望してしまいます。

「良いキャラクター」を演じ続けてきた永瀬伊織の発言を紹介しましょう。










「一体、どんなあたしを期待してるの・・・!!もう無理!!!」







「もう上手くはやれない・・・無理、不可能、できない・・・嘘つき・・・

違う、絶対に嘘なんてついてない。絶対に、絶対についてない。

でも理想と現実が離れていく・・・もう出来ません。もう上手くやれません。

普通にすらも、出来ません・・・」









 最終的に演技して生きていくことに限界を悟る永瀬伊織。作中でも壊れていく

時期があります。高井さやかの重症版といえるかもしれません。












 そういえば『化物語』の「千石撫子」も可愛いという外見イメージを

両親に押し付けられて演じてきたというキャラクターでしたね。



 可愛くて気持ち悪い。いかにも作り物めいた可愛らしさっていう内容ですよね。

高井さやかも演じるという違和感、作り物感を気にしてしまったともいえるかも。



 人に合わせて生きていくことも重要なのですけどね。現代社会では特にそうでしょう。

好きな相手にあわせるというのはむしろ自然な対応ともいえます。



 そのあたりは人それぞれの捉え方次第といったところでしょう。

個性が強すぎる人間が良いというわけでもありませんし。

ただ高井さやかにはそれが許せなかった。

この問題について言えば神無月明彦には非があったというより彼女自身の問題ですね。

彼女自身で勝手に失望し勝手に神無月明彦の前から立ち去るわけです。











 神無月明彦としたら打つ手なしですね。PiaキャロG.O,の「姫川かずみ」のように

実は○○○です(詳細は実際にゲームをプレイしてお確かめ下さい)という

衝撃に比べたら彼女の演技なんて何の問題もないレベルなのですがね。




 そうですね。もはや打つ手なし・・・?グッドエンドへの道のりをPartAで

見ていきたいと思います。




PartAへ


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