※このプレイ日記は2015年12月01日に後援者の高天神さんが製作したものです。




11月某日 地球から60光年 惑星「オムニ」
オムニ連邦首都「オムニシティ」




(オムニ連邦軍特務大隊本部 第177特務大隊長室)




オムニ連邦軍特務大隊本部 第177特務大隊長室




Icon(ミリセント) ニューランド大佐殿。エヴァンス准尉、入ります。

Icon(ハーディ) ご苦労。「666」での出向生活はどうだ?

Icon(ミリセント) 班長の他、隊員の皆さんはいい方ばかりですが……
活動予算を捻出するのが大変です。

Icon(ハーディ) このところ、大きな戦乱も無いからな。お偉方が他所へ金を回したい気持ちも分かる。
それはそうと、本題だが……

Icon(ミリセント) はい。先日おこなわれた「SDガンダムGNEXT」での対戦レポートですね。

Icon(ハーディ) そうだ。到着早々ですまないが、早速報告を頼む。








第1548弾

SDガンダムGNEXT

SDガンダムGNEXT








(プレイ日記第115弾回想)

(プレイ日記第380弾回想)




Icon(ミリセント) 今回、決戦場となったのはオデッサ鉱山地帯
プレイ日記第115弾、第380弾で舞台となった由緒ある古戦場です。

Icon(ハーディ) オデッサにおけるガードリーダー殿の戦績は1勝1引き分けか。
あの御仁、自分に分の良い戦場を選んだようだ。




(開戦時部隊配置)




開戦時の部隊配置図。
高天神軍(赤)はMAP中央の生産都市群に、ガードリーダー軍(青)は郊外に布陣した。
(※ 画面には表示されていないが、画面外のずっと南方向にガードリーダー軍本拠地あり)




(ACEユニット)

Icon(ミリセント) 今回の対戦では、敵軍の大将(ACEユニット)を討ち取る事が勝利条件となります。
我が軍はF91、ガードリーダー軍はガンダムデスサイズをACEユニットに選びました。

Icon(ハーディ) 高天神大尉は「ドラゾンビ会戦」「キリュウの乱」と、GNextでガードリーダー殿に
いい所無しが続いている。今度は勝ちたいだろうな。

Icon(ミリセント) はい。ですが、班長のユニット操縦技術について、隊長に大きく後れをとっている事は
明らかです。
「キリュウの乱」から日も浅い上に出張中の身とあっては、訓練などまともにおこなえません。

Icon(ハーディ) TECが上がる後半には高性能ユニットの利用が可能となる。
だが「キリュウの乱」での戦闘経過を見る限り、それを易々と許すガードリーダー殿ではないだろうな。

Icon(ミリセント) 班長もその事は承知していました。
「高性能ユニットに頼るには時がかかる。操縦技術の差を埋める事も出来ない。
となれば、残る道は一つ。ユニットの運用で優位に立つ他ない」
と。




(1ターン目、高天神軍の部隊展開)




最初のターン、高天神軍は本拠地前面に初期配置ユニット軍を分散させた。




Icon(ミリセント) 今回、班長はユニットの運用・展開をおこなう上で下記の点を重要視しました。





1 ZOC(Zone Of Control)

2 彼我損失率比

3 彼我実質ユニット行動率比





Icon(ハーディ) 「ZOC」は分かるが、後の2つはどういう意味だ?

Icon(ミリセント) 「彼我損失率差」
「自軍1ユニットにつき、敵軍へ何ユニット分の損害を与えられるか」
という視点でのデータです。
自軍1ユニットと敵軍2ユニットとで交戦した場合、自軍ユニット撃破までに
敵軍各ユニットへ50%の損害を与えれば、
ユニット数での彼我損失率は同じとなります。
また、ユニット数視点の他に生産コスト視点でも同じ考えが出来ます。

Icon(ハーディ) 彼我損失率差が優勢なら、個別の戦闘で負ける事があっても最終的にはユニット数で
優位に立てるというわけか。

Icon(ミリセント) もう一つの「彼我実質ユニット行動率差」
「自軍1ユニットにつき、敵軍へ何ユニット分の行動ポイントを使わせたか」
という視点でのデータです。
例えば、敵軍が2ユニットで自軍1ユニットと交戦した場合、
実質ユニット行動率比は理想的な値で「自軍:敵軍=2:1」となります。

Icon(ハーディ) なるほど、自軍1ユニットを倒すのに、2ユニット分の行動ポイントを敵軍に使わせたという訳か。

Icon(ミリセント) これらの点を鑑み、班長はユニットの運用に際して「単ないし小を以て多に当たる」よう
心がけました。




(1ターン目、隊長軍の先制攻撃その1) (1ターン目、隊長軍の先制攻撃その2)




開戦後、隊長は前回前々回の戦いと同様、高天神軍を心理的に圧倒すべく複数のユニットを以て攻撃を開始。
予想できた事とはいえ、前衛となるリーオー、ジェガン等の量産モビルスーツ勢は、隊長の操縦技術を前に次々と撃墜されていく。




(高天神軍のガンイージ隊奮戦)




ここで嬉しい誤算となったのは、戦域西側に配していたガンイージ隊。
高い基本性能を活かし、ガードリーダー軍の前衛部隊をほぼ一掃する戦果を挙げた。




(ガードリーダー軍本拠地にて続々と生産されるジオング)




開戦直後の戦闘は高天神軍の辛勝となったが、隊長はすぐさまジオング、ガルバルディβ、
ギャプラン、スーパーガンダムを生産
し第2陣を編成。
ガードリーダー軍は高天神軍に比べ艦艇の初期保有数で優位に立っており(高天神軍1隻に対し、
ガードリーダー軍は4隻)、
これを活かして高天神軍本拠地の前面に大部隊を展開させようとする。




(プレイ日記第1501弾回想その2)




Icon(ハーディ) そういえば「キリュウの乱」で高天神軍を圧殺したのも、艦隊をフル活用した「敵本拠地前面への
大部隊展開」だった
な。

Icon(ミリセント) はい。おそらくガードリーダー隊長の脳裏には、この大勝利を再び手にする光景が
浮かんでいたのでしょう。




(出番を待つ、高天神軍の反撃部隊)




しかし、高天神軍は足の速い航空対応ユニット「リ・ガズィ」を生産し、機を虎視眈々と伺っていた。
そして、開戦後5ターン目に「その時」が訪れる。




「このスーパーガンダム4機が投入されれば、高天神軍もイチコロだな」

「ああ、今度もわが軍の圧勝で……じゅ、12時方向、敵機接近!

※ ガードリーダー軍艦艇乗組員の回想録より当時の会話を抜粋




(ガードリーダー軍巡洋艦に襲い掛かる高天神軍攻撃隊) (必死に対空防御するガードリーダー軍巡洋艦)




スーパーガンダム4機を搭載したガードリーダー軍巡洋艦に、高天神軍のリ・ガズィが直上から急襲に成功。
巡洋艦の乗組員達は必死に弾幕を張るが、リ・ガズィも怯まず接近して攻撃を加え続ける。その結果……




(轟沈するガードリーダー軍巡洋艦その1) (轟沈するガードリーダー軍巡洋艦その2)




高天神軍のリ・ガズィはガードリーダー軍巡洋艦を、搭載されているユニット共々
見事撃沈。

純粋に展開中の艦艇数及びユニット数で見れば、致命傷には程遠い。

しかし、心理面でガードリーダー軍に与えたショックは大きく、これ以降攻勢を維持しつつも
艦艇でのユニット輸送は激減
していく。

それは「足の速い航空対応ユニット」を中心に生産せざるをえないという事を意味していた。
つまり、生産するユニットの方針に実質的な枷をはめさせたという事になる。



(プレイ日記第234弾回想)




Icon(ミリセント) ちなみにこの戦闘が発生したのは、搭載ユニットを発進させる直前でした。
そのため、隊長と高天神との間で「スーパーガンダムを出すぞぉ……うわぁ!」
(プレイ日記第234弾参照)という掛け合いが繰り広げられたそうです。




(ガードリーダー軍の新型機「ドムットリア」) (7ターン目、ドムットリアを大量投入するガードリーダー軍)
(8ターン目、負けじとディジェを投入する高天神軍) (両軍、第二世代機同士の戦い)




思わぬ損害を蒙ったガードリーダー軍は「足の速い航空対応ユニット」として
ザンスカール帝国製モビルスーツ、ドムットリアを大量生産

プレイ日記第39弾及び第1368弾で周知の通り、その性能は折り紙付き。
1ターンでロールアウトという生産速度も相まって、開戦後8ターン目には
高天神軍本拠地の前面に包囲網を形成した。

対する高天神軍も、Vガンダム、Vダッシュガンダム、ドライセン、ディジェ等を次々に生産。
隊長と喧々諤々の戦いを繰り広げる。




(12ターン目、戦域東側からの急襲を図るガードリーダー軍) (戦域東側で衝突する両軍)




しかし、やはりガードリーダー軍のドムットリアは大きな脅威であった。
隊長は、戦域西側では押されているふりをして高天神軍を釣り出す一方、
戦域東側へドムットリアを集中投入した。




Icon(ハーディ) 高天神軍も散兵戦術で必死に足止めを図ってはいるが……元々の配備ユニット数が
少ない状況では限界があるな。




(14ターン目、高天神軍の戦域東側防衛ラインが崩壊)




開戦後14ターン目、高天神軍の戦域東側防衛ラインが崩壊
ガードリーダー軍は、ついに高天神軍本拠地の目前にまで到達したのである。




Icon(ハーディ) まさに高天神軍の命運は風前の灯火となった訳か。

Icon(ミリセント) ですが、前回前々回の戦いの時と異なり、この時の我が軍に悲壮感は微塵も
漂っていませんでした。
ガードリーダー軍が我が軍本拠地に隣接する地点にまで到達したまさにこの時、班長待望のF91が
2機ロールアウトした
からです。




(F91部隊、反撃開始!) (傑作機、F91)




2機のF91、さらには付近のVダッシュガンダム隊が奮戦。
これにより、戦域東側から侵入したドムットリア隊はわずか2ターンで全滅
そして結局これ以降、ガードリーダー軍が高天神軍の本拠地を脅かすことはついぞ無かった




Icon(ミリセント) 勝利の女神とのキスを逃した隊長は、残りのドムットリアと「ある新型機」を以て勝利を掴もうとしました。




(「サナダザク」) (高天神軍本拠地へ再び殺到するガードリーダー軍)




高機動型ザク長剣式、通称「サナダザク」
見た目は貧相ながら、飛行能力を有しつつF91と同じヴェスバー(V.S.B.R.)を武装に持つ優秀機。

開戦後12ターン目、ドムットリアとサナダザクからなる大部隊が再び高天神軍本拠地の前面へ殺到。
今度は、物量を頼みに中央からの突破を試みた。




(「ドラゴンガンダム」) (「V2ガンダム」)




対する高天神軍も、後に「高天神軍の双璧」と称されることになるドラゴンガンダム
V2ガンダム
を前線に配備。

ドラゴンガンダムは「Gガンダム」でネオチャイナ代表からして参戦した格闘戦用MS。
アビゴルのビームサイズと同様の武器であるフェイロンフラッグを有している。

一方のV2ガンダムは「Vガンダム」後半で主人公ウッソが搭乗した汎用MS。
ヴェスバーに匹敵する威力を持つメガビームライフルを装備している。




(ドラゴンガンダム大立ち回り!) (V2ガンダムも負けじと奮闘!)




両ユニットと撃ちあったガードリーダー軍赤緑混合隊は、悉く撃墜
その光景はあたかも、一騎当千の猛者「呂布」に雑兵が次々切り倒されていくようであったという。

2度ならず3度までも勝利を逃した隊長。
「嘘でしょ……こいつはヤベェ!!」との言葉を残し、攻勢から守勢への方針転換をおこなった。




ドラゴンガンダムとV2ガンダムに戦争終結の可能性を見出した高天神は、
すぐさま両機の大量生産に着手。

徹底した合理化と工廠作業員の働きぶりの甲斐もあって、
両機は生産開始から1ターンで出撃可能という驚異の生産速度を誇るようになった。




(続々と押し寄せるドラゴンガンダムとV2ガンダム)




毎ターン増強され、続々と押し寄せてくるドラゴンガンダムとV2ガンダム。
隊長は、かの土方歳三の台詞に倣い「親愛さん、もっと人の心を読めよ」との苦言を呈しつつ、
サナダザク、サザビー、ガンダムマックスター等の高性能機で本拠地の周囲を固めていった。




(守りを固めるガードリーダー軍) (高天神軍、ガードリーダー軍に対し漸減作戦中)




「ガードリーダー」の名前に恥じぬ、堅牢な防御陣形を目の当たりにした高天神軍だったが、
怯まず攻撃を開始。

ドラゴンガンダムもV2ガンダムも無敵では無かったが、前述の「単ないし小を以て多に当たる」に則り、
隊長操作機ではなくCPU操作の僚機へ攻撃を集中
ガードリーダー軍の防御陣形を少しずつ着実に削りとっていった。




(世代交代の波にのまれゆく傑作機)




Icon(ミリセント) ドラゴンガンダムとV2ガンダムが大活躍する一方、
中盤で我が軍を滅亡の危機から救ったF91はこの頃から急速に旧式化が目立つようになります。
上位互換のV2ガンダムに比べ生産ターン数が多くかかる事も災いし、次々と戦場から姿を消していきました。

Icon(ハーディ) 救国の傑作機が戦場から去っていく寒い時代……か。
勝者のみが味わえる甘美な感傷には違いないのだろうがな。




(ウイングガンダム試作1号機、実戦投入その1) (ウイングガンダム試作1号機、実戦投入その2)




Icon(ミリセント) ちなみにこの頃、我が評価試験用としてロールアウトしたウイングガンダムも実戦に参加しました。
自機撃墜までの間にガンダムマックスターを2機撃墜し、1機を中破せしめたと記録されています。

Icon(ハーディ) 生産コスト視点で見た場合、大きな得と言える(高天神軍:34000、
ガードリーダー軍:28000*2.5=70000)が……
生産にターンがかかりすぎる事がマイナスだな。

Icon(ミリセント) はい。結局ウイングガンダムの生産はこの1機のみとなってしまいました。




(ドラゴンガンダムとV2ガンダムの大部隊を目の当たりにした隊長のTweet)




ドラゴンガンダムとV2ガンダムによって次第に押し込まれていくガードリーダー軍。
隊長は上記のプロパガンダを打ち、兵士達を鼓舞し続けた。




(現実は非情) (22ターン目、高天神軍が逆侵攻中)




Icon(ミリセント) ですが現実は非情でした。
「戦意は弾薬の3倍に相当する」とはいえ、そういつまでも意地を押し通せるものではありません。
開戦後22ターン目にして、我が軍はガードリーダー軍本拠地を見据える位置にまでユニットを進めます。

Icon(ハーディ) 一度は敗北の淵に立たされながらも、勝利へ向けて隊長をじわりじわりと追い詰めていく……




(「レッドスター」のイメージ)




Icon(ハーディ) まさにレッドスター国を彷彿とさせるな。




追い詰められたガードリーダー軍。
この局面に際し、なんとACEユニットと一部の護衛ユニットは本拠地を捨てて離脱を始めた
のである。
兵士へは徹底抗戦を呼びかけておきながらの、この行動。
一説には、高天神軍ACEユニットを狙いにいったともされるが、真相は分かっていない。




(ガードリーダー軍本拠地守備部隊の戦闘その1) (ガードリーダー軍本拠地守備部隊の戦闘その2)




隊長の思わぬ奇策により、攻撃目標を2分される形になった高天神軍。
ここで一気にACEユニットを討ち取る事ができれば試合終了だが、仕損じれば隊長に戦力立て直しの時間を与える事になる。
確実に勝利を目指す高天神軍は、まず敵の戦力拡充を止めるべくガードリーダー軍本拠地に狙いを定めた。

ガードリーダー軍本拠地では、ACEユニットの離脱をいまだ知らぬ多数の部隊が守りを固める。
彼らは必死の思いで戦いに挑んだが、ドラゴンガンダムとV2ガンダムによる猛攻の前にあえなく玉砕。




(高天神軍、ついにガードリーダー軍本拠地を占領!) (次々と沈められていくガードリーダー軍残存艦艇群)




こうして開戦後23ターン目、ついに高天神軍はガードリーダー軍本拠地を
陥落せしめたのである。

この時、付近にはガードリーダー軍の艦船が多数停泊していたが、高天神軍は後顧の憂いを絶つべく、これらを悉く撃沈していった。

本拠地と艦船が失われ、もはや帰るべき場所さえ無くなったガードリーダー軍。
しかし今回、高天神軍は最後まで彼らに降伏を勧告することは無かった




なぜ降伏を勧告しないのかいぶかしむ将兵に対し、高天神は

「向こうだって諸君と同じGNEXTプレーヤーだよ。隊長の意のままに動く勝利至上主義の奴隷などとなめてかかるな。」

「彼らも我々と同じように高梨先生を愛し、家族を愛している。だから彼らに最高の敬意を払い、細心の注意を払って……」




(将兵に対する、降伏に関しての訓示)




「皆殺しにしろ……」

と訓示したという。




(ガードリーダー軍赤備えの戦いその1) (ガードリーダー軍赤備えの戦いその2)




ガードリーダー軍ACEユニットに付き従った護衛ユニット達。
皆、全身を赤く染め抜いていたため、観衆からつけられた通称は「赤備え」
彼らは勝利が失われた事を悟りつつ、その能力を遺憾なく発揮し……オデッサの砂の中に倒れていった。




Icon(ハーディ) それにしても、プレイ日記第19弾の「なっぱ隊」といい、今度といい、隊長は部隊のユニット色を統一するのが好みのようだな。




(ついに孤立無援となったガードリーダー軍ACEユニット) (ガードリーダー軍ACEユニットを2重包囲する高天神軍)




開戦後24ターン目、いよいよ残るはガードリーダー軍ACEユニットのみとなった。
これまで、隊長に散々痛めつけられた経験を持つ高天神軍は勝利を確実にすべく、ガードリーダー軍ACEユニットを2重包囲




Icon(ハーディ) 如何に相手がACEだからとはいえ、ドラゴンガンダムとV2ガンダム、計6ユニットで攻撃するとは……
とことん容赦が無いな。




(高天神軍6ユニット対ガードリーダー軍ACEユニット) (捨て身のガードリーダー軍ACEユニット)




Icon(ミリセント) 6対1では、もはやまともな戦にすらない……ハズでした。
が、ガードリーダー軍ACEのガンダムデスサイズHは
「地獄への道連れだ」と言わんばかりの鎌振りを見せ、最期はドラゴンガンダムと共に果てました。
さすがは『腐っても、たい(ちょう)』と言わざるを得ません。




(高天神軍勝利の瞬間) (高天神軍の快挙を伝える報道)




激闘する事、2時間50分。
高天神軍が初めて手にした大勝利であった。




Icon(ハーディ) 報道によると、高天神軍を支持する観衆からは
「親愛万歳!」「タカテン最高!」
の歓声があがったとあるな。

Icon(ミリセント) 一方でガードリーダー軍を支持する観衆からは
「ドラゴンガンダムとV2ガンダムを連れて、そんなに親愛の名前が欲しいのか!」「Fuck You Takaten!」
という痛烈なヤジがあがったそうです。

Icon(ハーディ) 振り返れば、今回の勝利の立役者はドラゴンガンダムとV2ガンダムに違いないからな。
高性能機の大量投入を良しとしないガードリーダー殿とその支持者にしてみれば、憤懣やるかた無かろう。

Icon(ミリセント) はい。どうやら班長自身、ドラゴンガンダムとV2ガンダムを作りすぎたと自覚していたようです。
両ユニットの量産を指示するにあたり 「今回限りだ。これで勝ったら二度とこんな戦はしない」との弁を口にしています。





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(「DoLLS Wing」の総責任者、イグナチェフ中佐)




Icon(ミリセント) ところで、うちの航空部隊(「DoLLS Wing」)のイグナチェフ中佐って、確かご先祖様がレッドスター国の出でしたよね。

Icon(ハーディ) そういえばそうだったな。

Icon(ミリセント) 中佐がよく口にする「幸いにして、世論も無く……」という言葉、出処はレッドスター国でしょうか?

Icon(ハーディ) 私に言ったって知るかい。