※このプレイ日記は2015年12月01日に後援者の高天神さんが製作したものです。
2015年、夏。
高天神勢、安芸の国にてガードリーダー隊長勢と交戦するも、わずか1時間で大敗。
戦(いくさ)としてはあまりに一方的すぎる展開に、人々はこの出来事を「キリュウの乱」と呼んだ。
あれから2か月……
屈辱を噛み締めつつ、再び高天神は戦場へと赴く。
人はまた、同じ過ちを繰り返そうとしているのか。
2015年10月、高天神は長期出張のため、近江の国にいた。
数年来、御無沙汰になっていた月単位での出張。
何に会社が交通費をきっちり負担してくれるとは言え、岩手との往復をそう何度も出来るものではない。
必然的に週末も出張先で過ごす事になる。
電車で行ける距離に京都があるため、観光で時間を過ごすのには困らない。
とは言え「京都しか行かなかった」というのも、何かもったいない。
どうしたものかと、ホテルのベッドの上で思案していた高天神、ある事を思いつく。
「近畿発なら東北発の時と比べ、半分の交通費で隊長宅へ行けるのでは?」
思い立ったが吉日とばかり「福岡で会談しません?」と、隊長に打診。
この申し出を、隊長はやや驚きつつも快諾。その上、寝床まで提供して頂ける事となった。
そして2015年10月11日。ドラゾンビ会戦以来14か月ぶりに九州上陸。
ドラゾンビ会戦の時と同じ場所で隊長と合流後、隊長が大学時代行きつけ(?) だったラーメン屋で腹ごしらえ。
博多ラーメンは「こってり」と言われるが、この店のものは決してクドく無く、実に食べやすい。
おかげで、普段はしない替え玉まで平らげてしまった。
昼食後、隊長宅へ向かう前に隊長Jrへのプレゼントを探す事に。
ちなみに、隊長Jrへのプレゼントについては、日程が決まった直後にこんなやり取りがあった。
隊長のご子息へもプレゼントを持っていこうかと思いますが、何がいいですかね?
ウルトラマンとか仮面ライダーとか好きですか?
ウチの息子はそういうのにあまりこだわらないみたいで。トミカが好きですね。
ほうほう。
特にトミカタウンの『ピザーラ』にご執心みたいで。
そ、そうなんですか。
隊長Jrがそこまで熱望されるのであれば是非手に入れねば! という事で、
出張先付近にある玩具屋やデパートの玩具売り場に足を運ぶも、それらしきパッケージは一切見つからず。
調べて分かった事だが、この製品が発売されたのは2003年10月。隊長Jrがお生まれになるよりもずっと前である。
当然、市中に出回ってなぞいない訳で……というより、メーカWebサイトの製品リストからも消えている。
そんなモノの存在を、隊長Jrがどうやって知ったのか、全くもって謎は深まる。
一応、ネット通販で探せば中古品は買えそうだったが、隊長曰く「さすがにそこまでは……」との事。
なので、博多駅前のヨドバシカメラにある玩具売り場で別のトミカタウンを隊長と一緒に買う事に。
無事、用事を済ませた両名は前回の訪問時と同様、バスで小一時間揺られ、隊長宅へ到着。
ただいまー。
あ、おかえり。
高天神さん連れてきたよ。
ど、どうもお邪魔します……
ようこそいらっしゃいました。
ほらJr、高天神さんだよ。
たかてんさん、こにちは!
ロングソード連合に後援者として登場してからおよそ2年6か月。
これが、隊長の奥方様及びご子息との初の対面であった。
初期のプレイ日記にご自筆画で登場されていた奥様。
実際に対面した高天神の第一印象は「ご自筆画のお面の下から出てきそうな顔」だった。
(ちなみに、アイコン版の画像をずっと見ていた高天神は「クチ」の部分を「インカムのマイク」と勘違いしていました)
到着早々、ゲームバトル!……の前に、隊長、奥様、隊長Jrへプレゼントをお渡しする事に。
隊長と奥様へは、京都で購入した「刺身湯葉」「油取り紙」「京風唐辛子」等を進呈。
(実はこの時、カワウソさん宛のプレゼントもあり、こちらは隊長から後日お渡し頂く様お願いしました)
そしていよいよ、隊長Jr宛のプレゼント。
いざ渡してみて「コレジャナイ」と放られたらどうしよう、と思っていたが……
なんと、隊長Jrはプレゼントにご満悦。
ここまで無邪気な子の姿を見たのは数年ぶりである。つくづく、隊長と一緒に選んでおいて良かった。
一方、こちらが隊長からの返礼品(の一部)。
以前、隊長の手記宛に「小官は大人の雰囲気漂う『葉子』さんが好みです」と記したのを覚えておられたとは……
隊長もなかなか粋な事をして下さる。
無事、長剣戦士としての挨拶を済ませた2人。まずは「スーパーマリオカート」にて対戦。
第1回戦、マリオカートGPの100ccフルラウンド。
隊長は標準性能カートのルイージ、高天神はグリップ重視カートのノコノコをチョイス。
隊長が血の滲む練習をしていた事を、プレイ日記第1506弾で知っていた高天神。
「見せてもらおうか、配管工愛用カートの性能とやらを」と勇んでコースに出たが……
いざレースが始まってみると「うぇ、こんなに小官が勝っちゃっていいんすか!?」と言わんばかりのワンサイドゲーム。
特に目を疑ったのは、キノコカップおばけぬまコースでの隊長の行為。
4位以内でゴール出来なくなったと分かるや、カートの自爆装置を発動!
隊長、完走せずに自爆って……お子さんの情操教育上良くないですよ。
ぅるせい! 5位もビリも同じだ!
途中、隊長は加速重視カートのヨッシーへチェンジするも、状況は変わらず。
結果、高天神のノコノコが全てのカップを手にした☆
続く第2回戦はバトルゲーム。
高天神さん、カートはさっきと同じノコノコにします?
いや、私は今回クッパで。
く、クッパっすか(汗)
プレイ日記第1506弾で、カワウソさんと柳さんにこき下ろされてたじゃないですか、クッパ。
ああ、そうでしたね。
皆さん誤解してますけどね、クッパだってやれば出来るカメなんです。
はあ。
『カートの性能の違いが、戦力の決定的差でないということを教えて』やります!
……と、それっぽくイイ話に持っていこうとしていた。
が、客観的に見ればこれは、隊長のカート操作技術を見越した、とんでもない舐めプレイという事は明らか。
さすがに真意を見抜いた隊長が発奮したのか。
はたまた、奢れる高天神に勝利の女神が愛想をつかしたのかは不明だが、今度は隊長が快勝に次ぐ快勝。
高天神もアイテムパネルの上にバナナの皮を置くという地雷戦法で必死に抵抗するが……
隊長に連続で赤甲羅をゲットされてはさすがに為す術が無い(汗)
結局、終わってみればカワウソさんと柳さんによるクッパへの評価を再確認する結果となった。
この対戦記をご覧の方々へ一言。
「悪い事は言わない。バトルゲームでは軽量級カートを使うべし」
時刻は17時を回り、隊長と次なるゲーム「ファミスタ’90」で対決。
第一試合は高天神監督のTチーム対、隊長監督のBチーム。
1回表、Bチームの先発投手「のびた」は制球にキレが無く、Tチーム打線はあっさりと先制に成功。
しかし、Bチーム打線もすぐさま反撃。監督の指示の下、スチールに次ぐスチールで同点に。
試合が動いたのは5回表。
前の回に2点を取り、Bチーム中継ぎの「うどん」を引っ張り出した状況で打席に立ったのは、6番「なつき」。
誰あろう、今は亡き馬鉄がプレイ日記第1345弾で惚れた「岩倉夏姫」である。
Piaキャロット24号店のマネージャーだった彼女の能力は未知数との下馬評だったが……
結果は見事初球を捉え、レフトスタンドへの2ランホームラン。6対2と勝ち越しに成功。
それでも勝負を捨てないBチームは6回裏、足の速さを活かした走塁で一挙4点を獲得。再び同点に追いつく。
が、反撃もここまで。
7回以降、Bチーム打線が沈黙する一方、Tチーム打線はコンスタントに得点を加え、9対6でTチームが逃げ切り勝利を収めた。
第二試合。高天神は引き続きTチーム、隊長は直属部隊をはじめとする選手で構成されたLチームで臨んだ。
第一試合で自信を深めたTチームナイン。
この試合も臆することなく攻めかかり、3回までで4対0と、Lチームを突き放す。
しかし6回裏、まさかの展開が待っていた。
それまでLチーム打線を抑え込んでいた先発投手「なかてん」が7番「りえ」につかまると、後続の打者に次々ヒットを許す大崩れ。
何と、この回だけでTチームは5失点。さらに7回にも1点を失い、Lチームに逆転を許してしまう。
その後、両チームとも得点できずに向かえた最終回。
何としても追いつきたいTチームは3番「てとら」と5番「でいえぬ」のタイムリーヒットで1点を返し5対6。
2アウトになりつつもランナーを2塁に置いたこの場面でバッターボックスに立つのは……6番「なつき」。
第一試合では見事2ランホームランを放ち、勝利に貢献した。
「夏姫さんなら何とかしてくれる」
監督の高天神をはじめ、Tチームナインの想いを一身に背負った彼女が放った打球は……
レフト外野、ファウルラインぎりぎりのフェアゾーンに落下。
そして何と、そのまま転がったボールがファウルゾーンスタンドとの溝にはまり込むという珍事(要するに「バグ」)が発生。
まさかのランニング2ランホームランにより、逆転に成功した。
さすがに勝負ありかと思われたがその裏、Lチームも脅威の粘りで1点を獲得。
試合はまさかの7対7で延長戦に突入。
ここまで来れば、Tチームナインには恐れも迷いも無い。
「夏姫さんが作ってくれたチャンス、何としてもモノにすべし」
延長戦を制したのは、この想いを胸にしてグラウンドに立ったTチームであった。
激闘1時間、アウェーのグラウンドで見事勝利を飾ったTチーム。
試合後の感想会で、MVPに迷わず夏姫さんを挙げた高天神は「馬鉄ならずとも、彼女に惚れちゃいますな」とコメントしている。
頃は夕食時。
ボルカノさんとの電話会談、隊長ご一家との夕食を経、いよいよタイトルとした「SDガンダムGNEXT」での対戦へ。