第350弾





シムシティ2000


PartA













 


 シムシティ2000か・・・懐かしいな。昔はよくやったもんだよ。



 隊長、本日は街づくりミッションと聞きましたが?



 おう。今日は2000の続編であるシムシティ3000をやってみようと思う★
















シムシティ3000は1998年にPCで発売。シムシティ2000のシステムを踏襲しつつグラフィックが大きく向上。


そして水質汚濁、ごみ処理の概念が追加されるなど3000特有の要素も登場。


2002年末期にロングソード連合副官が入手し、これまでガードリーダーも数度ながら薦められたが・・・


この5、6年間は大規模な作戦行動に出ていなかった。
















 シムシティ3000のいいところはMAPサイズが選べるから「小さな街」が作れるところだな。


 小さな街づくりがお好きなんですか?



 大都市運営が苦手なだけだよ。とつお君や天王寺舞ほどじゃないがオレの内政力は低いからな。



 わざわざ名前を出さなくても(汗)



 ということでオレは小さな田舎町を作るよ。



 小さな田舎町ですか。いいですね♪



 ナカユウは【知】で、いっしーさんは【徳】で街を作った。だから俺は・・・・


















 【ゴミ】で都市を運営する!



 ゴ、ゴミ!?



 そうだ。街にゴミの埋立地を作り、近隣都市からゴミを引き取って財政の源にするのだ。名案だろ?



 確かにゴミ処理は大切な産業です。でも・・・・



 でも、なんだ?



 街に大きなゴミ集積場があるとやはり市民の皆さんから不平不満が出るかと。



 そんなヤツにはパンツァーファウストだ。さあ理恵、早速街作りを開始するぞ★



 ゴミの匂いが蔓延する田舎町ですか・・・。きょ、強烈ですね(汗)















 


プレイ開始。さっそく獲物がエサに食いついてきた。


どう見ても有能には見えない隣町の市長がゴミの引取りを要請してきたのである。

















ガードリーダーはダストシティと名づけたこの小さな街の一角に巨大なゴミの埋立地を構築。


複数の都市からありったけのゴミを回収しマネー(通貨:シムドル)に変えるのだ。




 いいぞいいぞ。なかなかオイシイ街が出来上がったじゃないか♪



 ううっ、すごい臭い。隊長、いくらなんでも住宅地のすぐ近くはマズイですよ(汗)



 しょーがないだろ。MAPがめちゃくちゃ狭いんだから。

















 


住宅街の真向かいに積み上げられた巨大なゴミの山からは凄まじい悪臭が発生。


新天地を夢見てやってきた市民達は、もはやガスマスク無しでは外出すらできなくなったという。



















ガードリーダー自慢のダストシティだが、悪臭と大気汚染に加え水不足という問題が発生。


プレイ開始から30分。ガードリーダーは水道管の設備を完全に忘れており、未だに何も対策を打っていなかった。





 市長。水問題はいつ解決するのでしょうか?我々の街にはまるで水がありません!



 我々の街ではない。俺の街だ。



 せめて喉の乾きに苦しむ市民に何か冷たいものを!


















「ほーれ。冷たいモンじゃ」





 ひ、ひいっ!



 くだらん意見を届けるヒマがあったら積み上がったゴミを焼却しておけ、バカ者が。



















民が悪臭と水不足で市苦しむ一方、ガードリーダーはMAPの北側に巨大な市庁舎を建造。


緑溢れる広大な公園に加え、野球場や動物園など娯楽施設も完備。


また市長のためだけの鉄道を敷設し、自家用航空機専用の空港まで建造し始めたのである。















これこそ王者の愉悦。残酷なまでにハッキリと描かれた「支配する者とされる者」。


ガードリーダーからダストシティの全景を見せられた鮫島幸雄はただ苦笑いするだけだったというw
















 


市民の声をまるで聞き入れないだけではなく、ゴミの引き取り量をさらに倍増するガードリーダー。


まさに地獄の市長。


これまで圧政にずっと耐えきたダストシティの市民達だったが・・・ついに不満が爆発した。




















 ガードリーダー隊長!大変です、市民の皆さんが暴動を起しました!(汗)



 なにィ、暴動だと!?あのウジムシどもが!



 市民の皆さんの怒りは激しく、暴動の参加者は推定7千人に上るようです!



 ぬうう、警察は何をしていた!



 ・・・・この街に警察署なんてひとつもありませんよ、隊長(汗)



 ええい、ゼネゲル!溝蠍!ダストシティの名誉を汚すムシケラどもを叩き潰せ!














 


街に火を放つ怒り心頭の群衆に対し、ガードリーダーは実弾での武力制圧を敢行。


平和な田舎町の風景は一変。その光景は市街戦さながら。













 


さらにガードリーダーは航空機による空爆も実施。拠点となりそうな建物を片っ端から吹っ飛ばしていった。


警察署も消防署も無いダストシティはたちまち瓦礫の山に。



・・・・だがそれでも人々の怒りは治まることは無く、反ガードリーダーの動きは逆に加熱する一方。


もはやガードリーダーの兵力だけで暴徒を鎮圧するのは不可能だった。












 なかなか楽しいことになっているな、ガードリーダーよ。



 おう。来たか。



 きゃあっ!あなたは魔界の神・・・アシュラさんッ!!



 さっそく働いてもらうぜ。



 フン、言われるまでもない。黙ってそこで見ておけ。



 なぜこんなところにアシュラさんが・・・(汗)



 ちょいと暴徒どもが厄介になってきたからアシュラに手を貸してくれるよう頼んだのだ。



 よ、よくあのひとが動いてくれましたね。



 もちろんタダで動くような男ではない。アシュラには謝礼として20000シムドルほど渡したよ。


 20000シムドル?原子力発電所が建つお金じゃないですか。そんなお金が一体どこに・・・



 ハッハッハ。さすがに資金はないから銀行から借りてきた。



 そんな大金を簡単に?返すのは大変ですよ。



 返す必要は無い。



 ええっ!?



 かまへんかまへん。いざとなったら街の銀行を全て砲撃すればええ。



 (ひ、ひどい・・・・。というか、なぜ関西弁?)


















 


さすがに邪神アシュラの力は圧倒的で、棒きれと火炎瓶しか持たない市民たちはたちまち壊滅。


長かった暴徒との戦いはようやく終息したのである。







 人的にも金銭的もかなり被害を出しましたが、なんとか収まりましたね。



 うむ。市民たちを甘く見るもんじゃないな。



 はい。これからは彼らの声に耳を傾け、市民の皆さんの笑顔溢れる街を目指しましょう♪



 いや、もう遅い。



 そんなことないですよ。今からやり直せばきっと素敵な街に再建できます。
















 


 たった今、ネオ作戦を発動した。これよりダストシティは地球上から完全に抹殺される。



 ネッ、ネオ作戦!・・・・なぜです!なぜ折角お作りになった街を(汗)



 理由ならあるゾ。



 な・・・なんですか。



 飽きたからだ。



 〜〜〜ッッ!!





















こうしてガードリーダーは紅蓮に燃えるダストシティに尻目に福岡へと離脱。


シムシティをするたびに「FFY」のジドールとゾゾを再現しようとする悪癖は、中学時代より消えることはない。






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