※このプレイ日記は2018年9月5日に後援者のさんが製作したものです。





博多に来ると毎回思う。


『今回もまた遠くに来たな』と。


そして、隊長、カワウソ両名に会う都度、こうも思う。


『近所の友人と飲みに来ただけって感じだなw』と。








酒が入ればまた、あの日あの時の続きから。

そんな縁を、ただただ幸福に思う。










第1915弾





スーパーストリートファイターU


PartD















一日の終わりは隊長のご実家で。

寝酒を傾けながら、再びスーパーファミコンミニを稼働させる。









≪ヤなコト全部飲んで忘れろ≫




柳 「おお、ストロングゼロですかいwこいつは酔えますよ」



隊長 「え?そんなに酔います?」



柳 「気せいかもしれんけど・・・酔い方が他の酒と

違う気がしますね。

ガボガボやるとひっくり返りまっせw




隊長が一人一本開けようとするのを制して、グラスに注ぎ分ける。










隊長 「あ〜・・・結構酔えますねw」



柳 「安く酔うには最適ですよ」



が、結局ガボガボ飲んであっという間にカラになったようなw

楽しい時間の酒は、本当に早い。

隊長と飲む酒は、また格別だ。








ゲームの方は、引き続きスーパーストU対戦。

ヒジョーーーーーに勝手な解釈だが。

ストレス無く、楽しく対戦が出来るのも、隊長の人徳のように思う。








隊長の負けっぷりは気持ち良いw

隊長が負けると笑顔が溢れる。


世界平和を呼ぶ敗北の理想形。それが隊長だ☆







勿論、勝ちっぷりも気持ち良い。

だが、滅多に勝たないので、その稀少さはある種の幻とも言えよう。




柳 「ボンバーマンじゃこうはいかねぇな」



隊長 「ムキになっちゃいますか?」



柳 「桃鉄とかでも、絶対途中でゲーム機ごと粉砕して

しまう気がするw」








基本的にリアルファイト志向のド阿呆、柳。

こんな私が楽しくゲーム対戦をさせて頂いていること自体、

奇跡のようにも思うw







他にも、カワウソさんがマリオRPGや柳がマリオワールドをプレイ。









スーファミミニをプレイしていると、

つくづくイイ時代の良いゲームをプレイしてきたと思う。

懐古趣味と人は笑うかもしれないが・・・。










≪まぁ強いのなんの≫


恐らく、自分達と同世代の人間にとっては、

SFCはある種のピークだった。

そう感慨を持つ人間は多いのでは?などと思う。

・・・まぁ、今のゲームをさほど知らないってのもありますけどね(苦笑)









この日は確か、FF6のエンディングを眺めながらお開きに。










≪消灯≫


柳 「イビキぶっこきやがったら蹴り飛ばすからな」



フジオカ 「お前もなw!」





消灯後の、取り留めのない会話。

学生時分なら、明け方まででも話は尽きなかっただろう。


『そういえば、修学旅行でも同じ部屋だったな、コイツとは・・・』

などと、遠く思う。








が、今やもう遥か昔。

会話する気力も体力も無く、二人してあっさり撃沈。

しみじみ己の加齢を思い知った(苦笑)










朝。

隊長は朝食代わりに、自家製のゼリーを振舞って下さった。

『よく眠れましたか?』とお気遣い下さったが、心配ご無用。









気分はドラクエの宿屋状態。

寝たかと思った次の瞬間には目覚めて体力全快。

絶好調であるw









カワウソさん合流まで、またしてもスーファミミニ。







柳プレイでスーパーマリオワールド。

『最短ルートでクリアを目指す!』と意気込み

クッパまで辿り着くも・・・。








≪憤死≫


柳 「もうアカン。心が折れた・・・」



隊長 「また次クリアしましょう(苦笑)」









『クッパの乗り物は中村に似ている』とワケの分からん事を

口走りながらプレイしていたが・・・。

並べると全然似てないなw









F−ZERO。

今見ても爽快なスピード感だ。

柳 ⇒ 隊長 ⇒ フジオカの順で楽しくプレイ。







で、無事フジオカ爆死。

この男、本当にゲームがヘタクソだw



柳 「これだから無免許野郎は」



フジオカ 「やかましいってのw」









適当に時間を潰し、カワウソさんと合流後、隊長宅へ。

まずはファミコンミニを起動させる。










まずはくにおくんシリーズの”熱血行進曲”

種目は”かちぬきかくとう”

どういう流れか忘れたが、

”れいほう”を使用する隊長が大暴れ。



柳 「っていうか、ファミコンミニは
パッドまでミニサイズなのか。

使いづれぇ〜」











≪爆魔龍神脚 & マッハチョップ≫


などという言い訳も虚しく、ほとんど手も足も出ず粉砕された(苦笑)

隊長の熱血行進曲やドッジボールは、本気で強い。

こっちの方は、勝った記憶が無い(苦笑)







懐かしのシューティング、グラディウス。


カワウソ 「遠慮なくどうぞ♪」


との事だったので、10数年ぶり(?)の”コナミコマンド”

フルチューン。

恐らく、死ぬ間際まで”コナミコマンド”は忘れる事は無いだろうw








柳 「FC版のグラディウスは、
ハードの性能上レーザーが

伸びないんですよね。懐かしいな〜」



柳の近辺ではこの細切れのレーザーを”ちゅんちゅんレーザー”

なんて呼ばれていたっけ。










ロックマン2、マリオ3。

隊長の苦笑い。

奮闘虚しく苦戦の様子が見て取れる。








悪魔城ドラキュラ。

難しい。とにかく難しい。

柳、成す術なく序盤で爆死。

ただ、音楽はやっぱりカッコ良かった!


時計を気にしながらゲームは最後のバトルへと突入する。









”ゴジラ 怪獣大乱闘”決戦だ。







ゴジラやキングギドラ。モスラにラドンといった

メジャー怪獣は当たり前。








スペースゴジラやMOGERAといった、

平成版ゴジラシリーズファンからすれば感涙モノの怪獣も登場し、

ところ狭しとぶつかり合う大迫力の格闘ゲームである。








このゲーム、隊長がゴジラ好きである我々の来訪に備え、

わざわざ準備頂いたゲームだ。

なんという気配り!なんという用意周到!

なんというおもてなし!









・・・が、ゲーム画面を一目見て、柳は直感する。

『こりゃク〇ゲーだ』

と(大暴言だよww)。










フジオカや隊長は、

”MOGERA vs スペースゴジラ”をゲーム上で再現。

再現度の高い攻撃モーションに唸りつつ、

映画作中の名セリフも飛び出すバトルを展開。








フジオカ 「ようし、ドリルアタックだ!














フジオカ「モゲラよ、だらしねぇな お前は!


と、盛り上がる一方でカワウソさんが、









『どんなセンスでモゲラなんて名前付けたんですかね?

モゲラですよ、モゲラw?


と、それを言っちゃおしめぇよ、的なツッコミをぶっぱなすw

また柳も、









柳 「ドリルアタックつって、装備させる方も狂ってるが使う方も

イってるわw
あのゴジラに白兵戦だぞw?」




と、茶々を入れて楽しんでいた。

そこへフォローを入れて、全体のバランスを図る隊長。

オフ会も終盤に来て、なかなかバランスの良い四人組に思えてくる。









しかし、このジェットジャガーは見た目もファイトスタイルも

破天荒だったw








謎の盆踊りみたいな諸手突きアッパー(?)のモーションが

コミカル過ぎて、

全員が笑い声を上げ、悪ノリした柳がそれを連発。



隊長 「副総裁そればっかりじゃないですかw」



柳 「死ねフジオカwクソダサい技で負けて悶え死ねw!









と、和やかにゲームプレイは進行。

そして、無情にも時計の針は終幕の時を告げた。


所詮我らは旅人異邦人。

身支度を整え、隊長宅を辞去する。










≪ゴールドシップ≫


お土産に頂きました♪

ウマ娘にハマった隊長の奥様のお手製なのだとか。







≪ ティルテュ「ズボンを上げろや」 ≫


いずれ、奥様とは競馬FE聖戦の系譜における、

”血統と配合”について語ってみたいと企んでいたり・・・。




カワウソ 「今度は競馬場行ってみますか?」



柳 「競馬に興味無いとつまんないスよ。
一点3万円とか

買えば別ですけどw」










≪輪ゴムごと食うなかれ≫


駅への道すがら、わらび餅。

サイダーを飲みながら、わらび餅にかぶりつく。












隊長 「わらび餅食べたって言ったら、嫁に羨ましがられるな〜」



柳 「土産に買ったげたらエエんちゃうん?」



隊長 「いえ、”モナカが湿気たわらび餅はわらび餅に非ず”です」



柳 「んな大袈裟な・・・多少湿気たとこでどうという事は・・・」











柳 「う、うめぇ!モナカのパリパリ感が抜群に

合うやないか!」




フジオカ 「湿気ても食えるんちゃったんかw?」








隊長 「市民プールに売りに来るんですよ。プール終わりに

冷えたわらび餅。美味いんですよぉ」



カワウソ 「柳さん、ビー玉欲しさにサイダー瓶割っちゃイヤですよ」



柳 「割らねぇわw」



フジオカ 「コイツならやりかねんなw」









≪隊長曰く「多い頃は週5でラーメンだった」とのこと≫


そして、旅の〆はラーメン屋。

【ホルヘ会戦】で、ぼばさんと来店したラーメン屋だ。

驚異の替え玉10円。思う存分麺を啜りこむ。









食事をしながら、

あっという間だった【真夏のマラリアナックル】を振り返る。










暑い。とにかく暑かった。

この一言に尽きる(苦笑)



もっと過ごし易い時期なら、

”ゲームは1日1時間”と外でキャッチボールでもしただろうが、

季節が悪すぎた。

またの機会とさせて頂こう。




カワウソ 「結局また来るんですか?次は冬ですかね?」



隊長 「ファイナルと言いながらどんどん続編が出ますねw」











柳 「むっちゃん万十!次はむっちゃん万十を食わせてくれw!」


以下、本当にただの言い訳。








≪全然最後じゃないファイナルウォーズ≫



前々回が、心底最後のハズだった。


その覚悟を持って”最後”のフレーズを口にし、博多を後にした。

が、何の因果か、縁は繋がった。


繋がるどころか、

先を見渡しても、そう簡単には途切れる事は無さそうだ。




だからもう、自分は決めた。

開き直る。そう決めた。






隊長 「フジオカさんもまた是非」



フジオカ 「ええ。ご縁があればまた」



柳 「お前もまた来るんかw?もうエエわw」



カワウソ 「次は海ですかね☆」



柳 「もう二度と最後とは言わねぇよwむしろ、

また絶対来てやらぁw




ただ、その時は・・・。

と、必ず自分は我が身を振り返る。








プレイ日記作成無しの手ぶらでは、博多には来られない。

せめて、オフ会レポだけでもと、

今回は自ら名乗りを挙げさせて頂いた。

(皆さん、隊長の為にもプレイ日記を作成しましょう)



かくして、本オフ会の幕は閉じた。

毎回湿気た文章で〆るのも芸が無いので、次の言葉を以て

総評とさせて頂きたい。










・肉が旨かった

・肉に限らず、色々旨かった

・観光もゲームも楽しかった

・観光だろうとゲームだろうと、このメンツなら何だって

楽しいに決まってる




隊長、カワウソさん、誠心誠意謝辞をお伝え申し上げます。

柳、フジオカは、心底オフ会を満喫させて頂きました。






2018年。

夏。

クソほど暑い、本当に暑い暑い真夏。










マラリアナックルは、確かに炸裂した。







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カワウソさんの車が博多市内を行く。

すると、隊長がこんな事を言い出した。



隊長 「ああっ、あの店が無い!残念だな〜」



隊長 「
うわっ、懐かしい!あの店よく学生の頃

行っていたんですよ〜」



隊長 「あそこにあった店に、
とつおと一緒にエロゲー買いに

行きましたよ。もう無くなったのかぁ」



いや・・・それ、今知ったの?

笑ったり残念がる隊長からは、無邪気さすら窺える。

演技とは思えない。演技する理由も無いだろう。


しかし・・・この辺って、そこそこ家の近所だろ?

出歩いたり立ち寄ったりしなのか?

どんだけインドア派なんだよこの人w?









隊長 「ゲームショップに本屋。他にも飲食店・・・

あの店もこの店も、

副総裁と行ったお店は、ことごとく潰れるんですよね〜



柳 「おいおいw!?わしをまるで疫病神みたいに

言うんじゃね〜わw」













隊長 「”私は死神なんです”・・・ってなとこですかw?」



柳 「”自分と関わった店は必ず潰れるハメになるんです”

・・・って、ンなワケあるかいw」




移ろいゆく世を儚い、

消えていったモノたちへと思いを偲ばせる・・・


なんて、風情ある事なんて言わない。


隊長。少しはお外を出歩きましょう。

こっちは毎回、遥々1,000km彼方から

やってきてるんですからw
















〜〜博多 ⇒ 広島〜〜






≪新幹線さくら≫




柳 「”さくら”って・・・別に桜色とかじゃねぇんだな」



フジオカ 「いい人達だったなぁ・・・」



柳 「ああ。わしが毎年出向く理由が分かるじゃろう」




フジオカ 「思ったより、広島から近いしなぁ」







眠いな。

告げるとも呟くともなく、フジオカが目を閉じ、

椅子に深く腰掛けなおした。


私自身、遊び疲れがどんよりと体を包んでいるのが分かる。

窓の外に目をやった。



真夏の太陽に照らされた風景が、後方へ流れていく。

非日常が、遠ざかる。


距離の近い、遠い、なんて気持ち次第だ。

思いが、いつも最短距離にさえあれば。

いつも、羽毛のように軽くありさえすれば。


再会に向けた風なんて、いつでもすぐにでも、

捕まえられる。



ただ、人は日常に晒され風化していく。

いつしか心までも削られ、形を失っていく。


目の裏に、オフ会のある1コマが浮かぶ。










ゲームの途中、隊長Jrが乱入してきた1コマ。

ディスクシステムの起動音がお気に入りなのだと、

無邪気に笑う。



唐突に、感傷が胸に響いた。

自分からすると、とっくに忘れてしまった感性だ。

子供から学ぶ事や思い知らされることは、やっぱり多い。







そう言えば、自分はドリームキャストの起動音が好きだった。

ただ、好きだった事も、忘れていた。










人は、大切な思い出までも過去へと放り、

追憶の彼方に置き去りにしてしまう性を持ち合わせているのだろう。




けれども、消えたわけじゃない。

失ったわけじゃない。



ただ、少しだけ忘れてしまってるだけだ。





あの時、確かに持っていた感情。そして感動。

そんな感性を持ったいつかの自分が、不意によみがえる。



博多で過ごす時間は、そんなきっかけを自分に与えてくれる。

同じ時代を生き、同じ物に触れ、深い部分で通じる価値観を育み、

共有している。

思い違いかもしれない。

だけど、自分はそう思っている。



長剣連合は、隊長の戯れで開いた徒花なのか。

いや、縁や絆という名の実は、確かに結ばれている。

その実も、やがては新たな種子を撒くだろうと信じている。










これまでも、そしてこれからも、長剣連合という花は、狂い咲く。

例え台地が枯れ果てようと、花開く。




出会いと別れを繰り返す度、私はそう願ってやまないのだ。