カワウソには前回の福岡オフ会で2つ心残りがあった。

1つはわらび餅を食べさせられなかったこと。

もう1つは、美味しいラーメン屋さんに連れて行けなかったこと。


わらび餅は先ほどクリアしたので、残すはラーメン屋のみ。


時刻は13時すぎ。

混雑した時間帯を避けるため、30分ほど近くで休憩タイムを

とることにした。















2018年春 福岡オフ会
  
オラザルカタングラム

〜網と輪ゴムと少年と〜

最終章











ギュイイィィィィィン ゴゴゴゴ、、。 


福岡空港国際線 滑走路の横の広場に車を停め、

しばし空を眺める。

数分置きに飛行機が着陸しては、また飛び立つ。

手が届きそうな、といえば大袈裟だが

ぶつからないか不安になるほど迫力のある景色が見れる

人気スポットだ。





カワウソ 『よくこんな鉄の塊みてぇなのが、飛びますね。

あ、そこプロペラ機ありますよ』




隊長 『ほんとだ。でも小さいな』











そんな平和な会話をしてる後ろでは、

柳さんとフジオカさんがなぜかレスリングごっこ

してハシゃいでいたw









着陸する飛行機には闘争本能を刺激する『何か』が

あるのだろう。






柳さん 『あれが着陸するところまで、見ていいですか?』



隊長 『どうぞ。どうぞ』



それにしても天気がいい。

小さく見えている飛行機がゆっくりと旋回し、だんだんと

大きく見えてきたところで着陸体勢に入る。

見てて飽きないが、きりがないので目的地であるラーメン屋へ

向かう。









●『ラーメンセンター源龍』


空港近くの広場から車で5分ほどの距離にあり、

ここ最近 食べたラーメンで一番美味しかったお店である。









カワウソ 『フジオカさん、とんこつラーメン大丈夫ですか?』



フジオカさん 『大丈夫ですよ。普通に好きです』



福岡でラーメンといえばほぼとんこつラーメンを指す。

日常的に食べているため感覚が麻痺しているのは否定できず、

他県の人から『とんこつって足の裏みたいな匂い』

と言われても仕方ない。




柳さん 『お、漬け物は食べ放題なんですね。ちょっと取ってきます』



漬け物食べ放題自体は福岡のラーメン屋では珍しいことではないが、

せいぜい高菜か紅しょうがで、 

この店のように五種類もあるのは稀。

(※高菜とたくわんとキムチと紅しょうがと、あと1つは忘れた。)



隊長 『替え玉 いきます★』



柳さん 『俺も』







柳さんは替え玉を2玉頼んでいたような、、、

とりあえず満足していただけたようでなによりだ。


それにしてもこのオフ会、思えば食ってばかり。

一応『福岡っぽいもの』で固めたので

それもまたよしとしよう。







お腹が満たされたところで最後の目的地・・・

漫画、オモチャ、ゲーム、古着など色々扱っている

『漫画倉庫』に向かうべく空港周りの広い道を走る。

その間にも我々の横で飛行機は飛び立つ。

空へ空へと次から次に。







漫画倉庫への『お目当て』は特になく

『ゴジラ好き』らしいフジオカさんが興味を示してくれれば、

この思いでプランに組み込んだ。

いい時間潰しにはなったが、 コレと言って『お宝』は見つからず

やはり、というか必然的に『ピンクの暖簾』へと足がのびる。











カワウソ 『隊長コレ、テトラさんですよね』



隊長 『そうですね。アイコンの元ネタはコレでしょうね』




なにやら艶っぽい内容のゲームの表紙にテトラさんを発見。

ふと、見ると隊長の腕には

『はっはぁふぅ〜ん♪』なゲームが、、、(しかも2本)









カワウソ 『奥さんにバレないんですか?』



隊長 『いや〜もうバレてるかもしれません。

それよりこんなチャンス滅多にないですからね♪





チャンスは最大限に活かす。

まさにアダルトコーナーのシャア・アズナブル。

隊長 あんた最高だぜ。








2次元のおなごはたしかに可愛い。

現実よりずっと可愛い。そしてエロい。

そんな人がいるなら最高だと思う。

『いれば』の話だが。

それゆえ現実とのギャップに苦しまないか?などと考えるのは無粋か。

ただ1つはっきり言えるのは

『指先1つで女を落とせるのはゲームと加藤鷹だけ。』



そういえばフジオカさんは、この手の話は大丈夫なのだろうか?









カワウソ 『フジオカさん、このVRのビデオってどうなんすかね?』



フジオカさん 『あぁ、買った人の話だと映像がぼやけて見える

こともあって酔うみたいですよ。』


フジオカさんもどうやら『男子』のようで一安心。  

オフ会の最後の目的地が卑猥なのも福岡オフ会ならでは。



全てのプランを終え、始まりの場所、隊長宅へと向かう。





オフ会ももう少しで終わりか、 最後に何と声をかけようか。

ときおり寝息が聞こえる静かな車内でそんなことを考えていた。


隊長宅に戻ると運転の疲れで眠気が一気に襲ってきたので

車内で一人仮眠をとることに。









目覚めるとリビングではフジオカさんが『ゴジラ』のゲームをしていた。

隊長のセコンドのもと、自衛隊に指示を出し撃退せんと奮闘。











グラフィックは綺麗で、出撃シーンに映画のワンシーンが

あったりと凝った内容だが、

戦闘が始まるとできることは少なく見守る時間が多いので、

ゲーム自体はそんなに面白いようには見えなかった。


それでも隊長とフジオカさんはゴジラ談義に華を咲かす。

ファンにはたまらないポイントがあるのだろう。









カワウソ 『あ、モゲラがもげたw』



隊長 『大丈夫です!あと少しでヤれます!』



フジオカさん 『よっしゃ!!倒した!、、、あれ?』



このミッションでは『スペースゴジラ』と『ゴジラ』の2体を倒さねば

ならないらしく、

満身創痍の自衛隊にゴジラを倒す余力などなかった。



フジオカさん 『、、、終わりましょうか』






最後の1人まで戦え!そして散れ!

隊長ならそう言ってプレイ続行を求めるかと思いきや、すんなり終了。

ダメなもんはダメらしい。








その横では柳さんが隊長のご子息にプレゼントした書籍

『おしり探偵』を読んでツボにはまっていた。











柳さん 『それでは失礼こかせていただきます!

ぎゃはははは♪



おしりの顔をした探偵が屁をこく。とてもくだらないが面白い。

『さよおなら』の進化系と言えるだろう。

妙にエレガントに台詞をキメることもナイス。

大人でこれだから小学校低学年ならば膝から崩れ落ちるくらい

ウケるのは容易に想像できた。

ちなみにうちの息子もハマっている。





隊長 『そろそろお開きにしましょうか』



柳さん、フジオカさんとの別れの時。



柳さん 『これで福岡、最後です。ほんと最後です










カワウソ 『ダチョウ倶楽部の押すな押すな!みたいな

ことでしょ?次はいつですか?w』




隊長 『ファイナルファンタジーとかファイナルファイトみたいな

ファイナル詐欺みたいなもんでしょ?次はいつですか?w』



柳さん 『いや、ほんと最後ですってw今回もまさか来れると

思ってなかったんですから。』




カワウソ 『マリノアの観覧車。誕生日だと同じ料金で

2周回れますよ。次回どうです?』




柳さん 『最後だってwもうエンドロール流れてますから』





そして『いつもどおり』見送る。


2018春 福岡オフ会 

オラザルカタングラム終了。






隊長もカワウソも『最後』とは信じていない。

最後だと信じたくなかった。

でも『最後』かもしれない。

それは柳さんやフジオカさんだけでなく、隊長や

私自身にも言える。



明日、自分が生きているという保証はどこにもない。

死なないまでも会うことができなくなっているかもしれない。

『次も福岡に来てくださいね!』と自信をもって言うためには、

まず自分がしっかりしなければならない。

仕事を真面目にして、家族を養い

小遣いを稼ぐ。

安全運転を心がけ、大病を患わないように健康に気をつける。



結果的に無意識で『なんとなく』だったかもしれないが、

少なくとも今回のオフ会が楽しい思いができて

不思議で素敵な縁に巡り会えたのは

曲がりなりにも生きてきたことへのご褒美なのだろう。



網と輪ゴムと少年。

3人がふとした時に思い出して笑みが少しでも溢れ

勇気がでたならば、

このオフ会は私にとって成功だったと言える。










会戦名のことで最初にも触れたが

多分このレポートが掲載されている頃には

オフ会の記憶もだいぶあいまいになっていることだろう。

だから忘れないうちに大事な思い出を

もう1つ書き留めておく。






網と輪ゴムと少年と 友人たち

おしまい

















★あとかぎ★



 『メメント・モリ エイリアンズ』



メメント・モリとはカワウソが最近、覚えた言葉で

『死を思え、今を楽しめ』みたいな意味らしい。

※好きなミュージシャンのアルバムタイトルで覚えた。



今という時間は二度と来ないから大切に、という点では

一期一会にちょいと似ている。

福岡オフ会のなんちゃってプロデューサーの私は責任重大で

毎回、メメント・モリを意識する。

別に東京や大阪に対抗する気などさらさらないが、

遠方から来ている後援者に不快な思いをさせたとあっては、

長剣連合のお膝元、福岡に傷をつけることになる。

福岡楽しい!間違いない!を常々目指しておるわけです。




話変わりまして、他の惑星に宇宙人(知的生命体)は

いるのか?


この幽霊の存在とならんでお子さまがよく議論する話題に

専門家がテレビで面白いことを言っていた。

『いると思いますよ。だって我々という実例があるんですから』

なるほど、自分も宇宙人である、か。

論より証拠。実にすがすがしい。

オフ会に置き換えると

『福岡のオフ会は楽しいと思いますよ。だって楽しかったから』

今回の参加者がそう言いふらしていただけるとカワウソの株も

だいぶ上がるので幸いです。なので積極的に言うように。



レポートの感想は多少大袈裟に誉め称えてくれてかまいません。

誉めて伸びる子、それがカワウソ。


最後に隊長、柳さん、フジオカさん

オフ会お疲れ様でした。



メメント・モリ エイリアンズは

フタタビ アエルヒヲ タノシミニ シテイマスm(__)m 





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