※このプレイ日記は2018年4月29日に後援者のカワウソさんが製作したものです。










ジジ ジジジ、、、

カワウソの愛車は限界に近づいていた。






福岡オフ会で多くの後援者を乗せた悪趣味な黄土色

ムーブカスタムは

時折オーブントースターのような音を響かせる。



申し訳ないが、あとちょっぴり頑張ってくれ。
   
買い換えを来週に控えているため、

おそらく今回が最後のドライブとなるだろう。

『相棒』にキタサンブラックのような

有終の美を飾らせるために、
このオフ会は成功させねばならない。














●2018年春 福岡オフ会

オラザルカタングラム

〜網と輪ゴムと少年と〜
 
第2章












手記等でちょいちょい出てくる

『ゲームランドグリーン』

博多駅の隣の駅、竹下駅から徒歩10分ほどの

川沿いにそれはある。


色褪せた看板に外壁に本物、ニセモノ、大小様々な植物が

絡まって鬱蒼としてる様は


見るもの全てに警戒心を与える。

グリーンの名は伊達じゃない。


正直、ゲームセンターと書いていなければお化け屋敷や事故物件と

言われたほうがしっくりくるほど
不気味だ。



しかし店内は昔ながらのゲーセンなので安心してよい。
 
ラウンド・ワンのような『メダルゲーム』や

『クレーンゲーム』は皆無。

スロットマシンに格闘ゲームの対戦台が数種類、

約3000種類のレトロゲームタイトルから選べる多分アウトな筐体、

(隊長はこの筐体を欲しがっていた。)

通信対戦できる麻雀ゲームなどがあり

『純粋にゲームが好きな人が集まる硬派なゲーセン』といえる。


ちなみに2階ではビリヤードと卓球ができる。








そんな絶滅寸前の秘境に四人は足を踏み入れた。






カワウソ 『店長ぉ、こんばんは〜』



店長 『おぉ、いらっしゃい♪』



隊長 『ご無沙汰してます』



店長 『久しぶりやねぇ。あ、こっち人は毎日来てるけどw』



カワウソ 『毎日じゃないです。週の半分くらいっすよ♪

んじゃ遊ばせてもらいますね。』



柳さん 『カワウソさんって色々な人とすぐ知り合いになりますねw』












柳さんは、『バーチャファイター5』

カワウソは、『キャディラック』

隊長は、『ウルトラマン』


それぞれスタンバイ。 

※フジオカさんは見学。










隊長 「目標はアントラー!!ぶちのめす!」







隊長 「げえっ!!」



士気とは裏腹に早々に撃沈w

この日のウルトラマンは腰痛だったのだろう。










隊長の次なるゲームはファイナルファイト。






吉田栄作ライクなジーパンシャツ姿のコーディーが

ゴロツキども相手に、鉄拳制裁。

途中、柳さんと交代し、罪のないヤンキーの車

完膚なきまでに廃車へと追いやり、





レスラー相手に喧嘩をふっかけたところで敵の手に落ち

敢えなく爆死。

なぜか隊長は満足そうだった。








キャディラックもちょうど終わったところで海賊版スト2

通称『スト2レインボー』をプレイ。

このスト2の皮を被った悪魔のゲームはとにかくカオス。


ブランカが空中でビリビリしたと思えば、ソニックブームが

天から降り注ぐ。

技の速度も無茶苦茶で

本田のスーパー頭突きは通常の3倍。

弱の波動拳は歩いて追い越せたりする。








柳さん 『ウソでしょ?これはヒドイw』



更にはスタートボタンでラウンド中にキャラクター変更が

できる
謎仕様。もう笑うしかない。

当然ながらゲームバランスも崩壊してるのですぐに

ゲームオーバー。

クソゲーもいいところなのだが不思議とまたプレイしたくなる

魔性の魅力がある。










つぎなる標的は『脱衣麻雀のホットギミック』。

散った桜の代わりに

桜色の乳首見せてやんよぉぉぉ!!

と気合いを入れたまではよかったが

疲労と眠気で判断力が鈍っていたせいかなかなか先へ進めない。







柳さんと協力し、なんとか4人脱がすことができた。

途中 貧乳のチャイナ娘を脱がした時

『このくらいがいい、、、』と誰かが呟いた。

みんなオッパイが好きなんだなぁ。

おっきくても、ちっちゃくてもいいじゃない。オッパイだもの。







事前の計画では

『脱衣麻雀全員脱がすまで帰れま10』を考えてたのだが、

明らかに全員疲れていたのでワンコインで終了。





クレヨンしんちゃんでお馴染みの矢島晶子扮する

キャラクターが悲痛な叫びでコンティニューを催促するが

心を鬼にして店を後にした。








オフ会初日の最終目的地は以前のオフ会で評判が

よかった浴槽から海が見えるお風呂屋さん。





時刻は23時。

車はギラギラした中心街をぬけ、

街灯もまばらな暗い海沿いの道をひた走る。

目的地まではあと少し。

目印の灯台の赤い光が見えてきた。







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