よし。この勢いで第二位と第三位も発表だな
おい、今乱ランク外の皇帝みてたんだが
この第5代皇帝カスパーってのはお前に似ているな
どこがだ?似てる要素が全然ないぞ
この皇帝、カストラート(声変わり前に去勢した歌手)のグロリアン少年を愛した同性愛志向者だったんだろ?
・・・そうだ、同性愛者を社会の害悪として大弾圧した初代皇帝ルドルフ大帝の子孫に同性愛者が生まれたという皮肉だな
まるでアイチにまとわりつくお前みたいだな(笑
誰がまとわりついてるだと!? 副官を重宝するのは普通だろうが!
お前こそアイチにまとわりつく悪い虫だろうが!
誰が悪い虫だと!表出ろ!この軟弱腹黒野郎!
第二位 第7代皇帝 ジギスムント2世
先代皇帝ユリウスの子である皇太子フランツ・オットー(父帝の長命により先に死去)の次男の子として生まれブローネ侯爵の爵位を得ていた。
本来彼は帝位に就く可能性は低かったが本来の皇位継承第一位だった従弟のカール大公が突然の権利放棄をしたため至高の地位に就けた
こいつはさっきのお前似のカスパーの2代後の皇帝だな
本来皇位につける可能性の低かった彼がなぜ皇帝になれたか、その理由はこうだ
本来の次に皇帝になるはずだった皇太孫々カール大公だったが、自分が生まれたときすでに皇帝として老齢だった曽祖父が、祖父や父より長く生き続け96歳になってもまだ皇帝だったことにオカルト的不気味さを覚える
たしかに生まれた時から変わらない皇帝は不気味だっただろうが人類が宇宙進出までしてる時代にオカルト的恐怖というのもな・・・。人間あんまり進歩はないな。
で、なんとカール大公は毒入りワインによって銀河帝国史上初の皇帝弑逆をしてしまう。が、これが後に発覚したことで失脚し精神病院の壁の向こうへと消えたためにジギスムントは皇帝になれたわけだな。ちなみにカール、曽祖父より長命の97歳まで生きたそうだ
余計なことをしなければ少なくとも50年は皇位にあれたわけか、バカなことをしたな
その皇帝弑逆よりバカなことをしたと言っていいのがこのジギスムント2世。「痴愚帝」だ。こいつの金狂いは人類史上最強レベルに異常だったのだ。
人類社会=銀河帝国だから富の独占を求めるのはなんとなくわからないでもないが
たしかにそうだがこの皇帝の治世16年間の間に安定していた帝国財政はあっという間に崩壊寸前になった。自身の浪費の為の金を得るために徴税権を商人に売り渡し、刑事犯でも金銭を国庫に納めれば罪を許された。金を得るがために無実の大商人300人を処刑しその財をすべて没収した
前言撤回だ。まったく理解できない(汗
さすがのやりすぎによって息子である皇太子オトフリートによって廃位させられ余生は荘園の一つで過ごした、父の尻ぬぐいの過労で息子オトフリート1世は治世6年で早逝したがな。
息子がまともでよかったな。
ゴールデンバウム朝の特徴として再末期は別として名君と暗君・暴君の登場組み合わせが絶妙なことだな。暗君・暴君が2代以上続くことがなく名君によって先代の負の遺産はある程度相殺されていた。それが500年近く帝国が続いた理由だな
それとこの皇帝は3位のフリードリヒと違って悪意をもって国家や臣民を害していた感があるな
そのとおり、それが二位のジギスムント2世と今から紹介する一位のアウグスト2世「流血帝」の特徴だ
第14代皇帝
アウグスト2世
先帝リヒャルト3世と皇后イレーネの長子に生まれる。
皇太子時代は知性に隠れていた人格的暴君の素質は
皇帝即位後人類史上最悪の治世6年間として始まる
以下行ったことの列挙
・父の寵姫たち数百人を惨殺。その死体は皮を全て剥がされた凄惨なものだった
・弟3人を帝位簒奪を企んだとして処刑。実の母もこの弟等を生んだことを罪として自殺させる
・閣僚は即位1週間で全員この世から別の場所に送られた
・皇帝によって「叛逆者」とされたものは即時処刑され皇族・貴族・平民に関係なく
殺されたその治世は王朝史上最も「平等・公平」な時代ともいえた
・治世下での最終的な殺害人数は最大2000万、最少でも600万人
・・・(呆然)
画像はない。実はこの皇帝アニメには絵ですら未登場だ。やったことがすさまじすぎて過去話としてですらカットされたようだな
シリアルキラーが皇帝になってしまったわけだな
まあ王朝史においてはルドルフ大帝死後の反乱鎮圧時の5億人や大帝治世下での悪名高き「劣悪遺伝子排除法」による粛清40億人に比べたら人数的にはささやかなものといえる
この王朝やばすぎるだろ
こいつ最悪な理由は上の2例は帝国体制の安定や人類社会のためと少なくとも実行者は信念をもっておこなったのに対し、こいつは完全に自身の快楽の為に大虐殺をおこなった点だな
その処刑方法もすごい。最も有名なものが「アウグストの注射器」といわれるものだ
・・・あんまり聞きたくないが、どんなものだ?
ダイヤモンド製の細い針を眼球から刺し、眼底・頭蓋骨へと突き刺し脳にまでいたることで発狂死させるというものだ
気持ち悪くなってきた。よくそんな殺し方を考え付いたな
う、うむ。ちょっとひどすぎて我が軍ですら不採用だ
最終的にこいつはどうなったんだ?
皇族を軒並み処刑したアウグストだが従兄弟のリンダーホーフ侯爵エーリッヒがまだだったことに気づき出頭を命じたが、エーリッヒは辺境で叛旗を翻した
出頭しても待つのは趣向を凝らしたひどい死だけだものな
エーリッヒは決死の覚悟で叛逆した。捕らえられたときに備えた体内に毒物を仕込むまでした、毒によっての死の方が何倍もマシだからな。だが予想以上に味方が集まった
帝国軍の提督3名を最初とし貴族・軍人・官僚に区別なく次々に彼のもとに集まり反乱軍は皇帝軍を撃破、流血帝は悪事の実行人として彼を助けた近衛旅団長によって暗殺され最期を迎えた
当然な結末だな
皇帝打倒後エーリッヒは第15代皇帝エーリッヒ2世として即位。「止血帝」とよばれた。ちなみに最初に味方した提督の1人が当時のローエングラム伯爵コンラート・ハインツだ
帝政を維持した立役者の家を継いだものが最終的に王朝を簒奪したのか、皮肉な歴史だな
案外そこまで考えてラインハルトにこの家名を継がせたような気もするがな。あの皇帝(フリードリヒ4世)の場合
さていかがだったでしょうか?今回の暴君紹介。かなり簡略化したものでしたが、これを機に少しでも銀英伝に興味をもっていただけたら幸いです
そしてこれらゴールデンバウム王朝の皇帝に比べ我らがルルーシュ陛下が如何に素晴らしいかをしかとその目にy
わかったからいい加減静かにしろ(だいたい作中だとこの皇帝も大概だろうが)
では、今回の紹介コーナーはこれにて終了だ。また次回をお楽しみに
次回のテーマはなんだ?
次回は某所からの要請で映画「ベルリン陥落」の名シーンベスト5だ
私は絶対に見ないからな