※このプレイ日記は2016年12月30日に後援者のナギさんが製作したものです。




第1734弾





三國志ツクール













 「テトラの心の友であり、頼れる親族アントラーだ。今回は

三国志ツクールをレビューするぞ。

何やらもう1人と一緒にレビューをするそうだが……」



「ふっふっふ」



 「だ、誰だ!?」



野郎どもは俺の前に膝をついて許しを乞い、綺麗なお姉さんは黄色い声を

挙げて失神、子供はこぞって俺の真似をする。

みんな大好きカンダマンの登場だよ〜、パチパチパチ」



 「…………」



今回の仕事の相棒はお前か。俺との仕事で緊張しているだろうが、

よろしくな」



 「なんでお前なんだ?」



「ガードリーダー隊長直々のご指名だそうだ。あいつは俺の魅力ってのを

よくわかってるみたいだな」



 「魅力? お前に? 野郎どもに殴られ、お姉さんに通報され、子供に

石投げられる
の間違いじゃないのか?」



「嫉妬か? そういうのは見苦しいが俺が相手なら仕方ないな」



 「……というか、ほんとにお前がやるのか?」



「では早速、通常版との違いを説明していこう」



 「人の話聞けよ……ったく」



「まずはシステム面だ。通常版とは異なり、今回は全都市で洪水

発生するように変更されているぞ」


 「全都市の大半で洪水が起きず、死に仕様だった治水に

意味を持たせたわけだな。

  他にも人口にも大きく調整が入っていて大都市、小規模都市など若干個性が出ている」



「あとは地名も変更され、BGMも三国志12のものに変更されている」



 「島根に福岡、札幌、大阪、何かとカオス配置になっているな。明らかに

地理的におかしいだろ。九州広すぎだし」



俺に言ったってしるかい



 「…………」









「そして、シナリオの舞台設定がタカテンクエストを想定して

作成されている」



 「タカテンクスエトと言うと、プレイ日記1199弾のやつか」










「それと最も大きな変更は通常版に比べて、武将の数が200名超増え、

登場武将数がつい最近の更新で506名まで増えたそうだ」



 「三国志4の456人を越えたな」



「というわけで早速このシナリオでの各勢力の状況を見ていこうぜ」













スイマー軍



 豊富な資金力を持つ最北端の軍閥。

地形的に守りやすいので終盤まで生き残る可能性が高い。

武官タイプの武将が少なかった通常版とは異なり、沢口みお、江藤樹里が

追加されているので戦争面での安定度が大きく増した。

更にゲーム開始後数年経過すれば、未発見武将で北方棲姫が出現するので、

彼女を登用すれば更に安定するだろう。

 ただし油断は禁物。通常版に比べて在野武将の数が大きく増えているので、

うかうかしていると他勢力がどんどん強化されていく。

攻め時と見たらすかさず攻め込んで勢力拡大をしよう。





かに軍



 上級者向け勢力。

通常版とほぼ状況は同じで、新たに追加された配下武将はいない。

周辺諸国の所属武将が全体的に増えているので

厳しい状況は通常版以上だ。

序盤は外交で周囲の勢力と同盟し、在野武将や未発見武将を捜索、

人員を確保していこう。

運が良ければ開始早々軍師になれる武将が在野にいる場合がある。

その場合はなんとしてでも登用しよう。





テトラ軍



 一時的に蒼皇軍に併呑されたが反旗を翻した反蒼皇同盟の一員。

通常版に比べ、ヒロ、マリアといった武力派武将が加わった。

特にヒロは周辺諸国はおろかゲーム中でもトップクラスの武力で

更に長寿でもあるので大切に使おう。

蒼皇軍、スイマー軍に隣接しているので気が抜けない状況ではあるが、

一つ一つ着実に攻略していけば領土拡大の可能性が充分ある。





蒼皇軍



 一時はアヴァロン軍に匹敵する領土を支配していたが

真田、黒田を中心とする勢力に謀反を起され、支配国は二ヶ国のみに。

その際討ち死にした蒼皇の遺志を継ぎ、先導アイチが当主になっている。

周辺諸国が全て蒼皇軍に対して敵意を抱いているため、

隙を見せると攻め込んでくる可能性が高い。

周辺諸国と同盟を結び形骸化させるか、一つずつ潰していくかはプレイヤーの好み次第だ。

 知力が高い者が多いのは通常版と変わらない。

武力面では銀皇が追加されたので心持ち強化されているが、

真田家や黒田家の猛将相手には分が悪い。

他国から武力派の武将を引き抜いて、じっくりと腹黒く戦おう。





千鳥軍団



 キリュウ率いる独立戦闘団。

通常版では南に位置していたが、本拠地の島根に戻った。

所属武将もキリュウの息子リュウキ、千鳥軍団一の智将(自称)

トーミナガが追加されている。

また、ナギ家に祖国を奪われたぼば、ハイデマリーが身を寄せており、

人材面では周辺諸国と対等以上の状況になった。

とは言え、武力面ではまだ不安が残るので、人材確保は優先的に

おこなうようにしよう。





セロ軍



バーテンダー、セロ率いる小国家。

通常版にはいなかった諸葛亮が追加されているので、内政面の武将は安定したが、

戦争面では兄上頼りなのは相変わらずの状況。

在野武将や周辺諸国から諸葛亮、仁科弥生を中心に引き抜きをかけて強化していこう。

能力のバランスがとれた南郷さんが在野にいる場合もあるので、

彼を上手く登用すると戦略の選択肢が増える。





チェス党



 爆肉獣・党員4号が出奔し、党員3号が当主となっている。

超低空飛行の能力な党員3号だが、

党員4号時代に比べれば魅力が3倍になっているため、

褒美の効果が少し上昇している。

党員4号のような圧倒的な武力を持つ武将はいなくなったが、

切り裂き大和団を吸収しており、平均武力はトップクラス。

兵力さえ確保できればアヴァロン軍とも充分に戦える強大な戦闘国家となるだろう。

周辺勢力を蹴散らして大陸中央へ進出しよう。





ヘルダイバー軍



 周辺諸国は蒼皇軍と敵対しているので、

周辺諸国からいきなり攻め込まれることはないだろう。

戦力的には平均以上だが最高武力が刑道栄の77なのが少し心もとない。

在野武将や未発見武将を獲得し、戦力の充実を図ろう。

通常版とは異なりセンタックが追加されているが、

安全な後方での内政要員にしかならないだろう。





ボルカノ軍



 かに軍同様、上級者向け勢力。

君主は性癖の生々しさに定評のある(?)ボルカノ。

通常版と異なってナギ家が南に進出してきており、うかうかしていると北進してくるので、

早めに同盟を組んでおくのがいいかもしれない。

 軍事面ではボルカノールと五沢摩尼頼みなところがあるので、

早めに人材確保もしておこう。





黒田家



 反蒼皇同盟の一員で稀代の軍師、黒田官兵衛率いる軍閥。

所属武将は君主をいれて5名しかいないが、

全員何がしら得意な能力を所持しているので武将個々のスペックは高く、

忠誠度も非常に高い。

周辺諸国は蒼皇軍と敵対しているので隙をついて併呑するか、

史実通り同盟して蒼皇軍と対抗するか、プレイヤーの好きなように戦うといいだろう。





真田家



 反蒼皇同盟の盟主で真田昌幸率いる軍閥。

所属武将も1国に対して11人おり、皆一芸に秀でている。

隣接する国は多いので気は抜けないが、内政、軍備、人材確保と

序盤から活発に行っていけるので、好きなように進めることができるだろう。





【北西部】

北から南下してくるレッドスター連邦は恐怖以外なにものでもない。

「赤い嵐」が吹き荒れる前に防衛戦力を整えておこう。






レッドスター連邦



 北の軍事大国。10万近くに及ぶ兵力で圧倒的だった通常版に比べ、

アヴァロン軍、長剣連合など同等の兵力を所持する勢力が増えたので、

以前ほどの勢いは無くなった。

しかし周辺諸国にとってはまだまだ脅威なのは事実。

偉大な指導者・書記長の軍事的才能は平凡だが、ゲーム随一のカリスマを持っている。

所有国も二ヶ国から三ヶ国に増え、所属武将も新たにボラー連邦から多く参戦している。

所属国の人口がやや控えめなので、国力強化のために他国を併呑していこう。

うかうかしていると、アヴァロン軍が北上してくるので注意だ。





dn軍



 二ヵ国を保有するも地形的に左右から攻められるので状況は相変わらず厳しい。

通常版同様武将数は多いものの武力に秀でた武将が少ないため、

戦争では苦労するだろう。

新たに追加されたゲボール秀美のトップクラスの魅力を利用して、

人材確保に努めよう。

 なお、胸尾の忠誠度が低いのでこれも早めに対処しておかないと、

他国の計略で独立してしまう危険があるので注意だ。





秋穂軍



 秋穂部長率いる寄せ集めの軍隊。

忠誠度、義理の低い天誅組頼りだった通常版とは違い、

ドラムロ、ザクレロ、グワジン、ニシハラといった忠義の武将が増え、

大幅に強化された。d

n軍とは仇敵関係のため要注意。

秋穂部長での全国統一は夢でしかない、と言われた通常版とは違うということを

見せつけられるのか。





りんご愚連隊



 北にレッドスター軍、南はアヴァロン軍と巨大勢力に挟まれている。

通常版に比べてこの両軍の初期兵力が大幅に増えているので、

早急に対策を講じないとあっという間に飲み込まれてしまう。

ゲーム開始早々から攻め滅ぼされるかもしれない緊張感を味わいたい

猛者向けの勢力だ。





湊軍



 先代の大和の遺志を継ぎ、湊智花が君主となっている勢力。

大和亡き後に切り裂き大和団として多くの部下が出奔したが、

出奔せずに残っている者がいるので頭数は通常版より僅かに多くなっている。

また、最近のVerUPでパラライサー鉄美が追加されたので軍事面で少し強化された。

特別抜きん出た人材はいないが、皆それなりに使えるので、

役割分担をしっかりして富国強兵を目指そう。

とはいえレッドスター軍、アヴァロン軍に南北挟まれているので、

まずは外交で対抗か。

お勧めは意外ではあるが木村理恵軍。

野心が低く義理がそこそこある勢力なので援軍を頼んでも断られることは少なく、

木村理恵配下は武力が高い武将が多い。






【南東部】

登場武将中、最高クラスの能力を持つJD。この地区最強は彼の軍で決まりであろう。

それに続くのは名門ナギ家か。所属武将の多さはJD軍以上だ。






高天神軍



 お馴染み親愛軍団。

ロングソード連合、ナギ家に隣接しているため序盤から苦労する。

通常版に比べ、武力に優れた親愛大王、知力に優れた親愛戦士、

全体的にバランスの良い姉天神などが追加されている。

隣国と同盟しつつ領土拡大を行っていこう。





ナギ家



 総武将数が27人、保有国数が4と通常版に比べ一気に勢力が大きくなったが、

配下武将には高齢な武将も多く土方竜、山南修などは開始早々に死去する。

なお嫡子ナギタンは噂通りの無能。後継者としては不適だ。

史実でのナギ亡き後の海軍派と陸軍派の対立イベントは幸いにも発生しないので、

上手いこと彼らを使用して勢力拡大しよう。





カワウソ課



 通常版より本拠地を南へと移動したカワウソ軍。

友好関係にある長剣連合との相互支援はしやすくなっている。

戦闘と内政のバランスがとれた中堅勢力。

配下武将にポセイド太郎などが追加されたが、

皆忠誠度が高く引き抜きや裏切りを心配する必要はまったくない。

序盤から積極的に展開していこう。





JD軍



 総大将は言わずと知れたJD殿下。武勇に優れた武将が多く、

また一般兵は練度が高く装備もよい。

周辺の勢力は敵ではなかった通常版と異なり、

ナギ家、長剣連合が大きく進出してきている。

JD軍も二ヶ国を所有する勢力にはなっているが油断していると

滅ぼされてしまう可能性がある点だけは注意しておきたい。

優秀な家臣団を使って人材確保をした後、じっくりと攻め上がろう。






【南西部】

「烏合の衆」と思われがちなアヴァロン軍だが、支配地域の広さは国力に反映される。

時間が経つにつれ手ごわい相手となるだろう。

歴戦の戦士が多いロングソード連合。この地区では最強の軍閥だ。






ロングソード連合



 レベンディックに加護されし長剣軍団。

ガードリーダーは戦死し、後継者として冨永美奈子が当主になっている。

武将数は31と全勢力中2位。

更に1都市辺りの武将数も10人となかなかの充実っぷり。

天王寺舞も死去しているが義姉妹の天王寺雫がおり、

とつおを中心とした強力な攻撃陣はいまだ健在だ。

反面知略に長けた武将は相変わらず乏しい。

ゲーム開始時にナカユウが在野にいることが多いので、忘れずに登用しよう。

当然ながらアヴァロン軍とは仇敵関係。

「すべての敵を殲滅し己の存在意義を示せ!」





新生鹿児島同盟



 通常版では君主一人の勢力だったが、

ツル、ただおが合流し新勢力として生まれ変わった。

能力的には平凡だが、ジェーター、松本美代香といった武将も追加されているので、

内政、引き抜きなど上手く使い分けよう。

うかうかしていると西からアヴァロン軍、北からは長剣連合、

東からはJD軍が攻めて来る。





アヴァロン軍



 世界の秩序を破壊するテロリスト集団。

七ヶ国を支配するゲーム最大の勢力である。

兵力も約19万と、レッドスター連邦の2倍の兵力を保有している。

軍団の内情は無能な将校と訓練度の低い兵ばかりだが、

知力の高いナタル、能力が平均して高いアラジーン、ギラーミンなどが追加された。

「アヴァロン軍は世界最強の軍隊だッ!!」





木村理恵軍



 ガードリーダー亡き後、彼の作ったストロングタワーを死守している。

通常版とは異なり木村理恵本人の能力が大幅に強化されているが、

領土的野心は皆無なため、攻め込んでくることは殆ど無い。

所属武将は武官タイプの武将ばかりなので、プレイヤーとして操作する場合は、

他勢力からの引き抜きを行うよりは、初期に最も軍備が整っている勢力であることを生かして

序盤から攻勢を仕掛けていくのがいいかもしれない。









 「勢力紹介も終わったことだし、次は」



精力紹介? 俺の出番か!?」



 「勢力だ! 字が違うわ! 字が!」



「ただのジョークなのに、そこまで怒らんでも」



 「武将のピックアップ紹介いくぞ。まずはこの人」














 「天王寺舞と義姉妹とか言ってたけど、姉妹なんかいたっけ?」



「いないよ。元ネタは小さなお友達NGなゲームに登場するキャラクタで、

  実家が小規模ながらあっちの商売をしていて高校生ながら当主だったりするらしい。

  武力は天王寺舞より低いものの、剣道の達人ということを考慮されてるようだ。

  ちなみに登場するゲームではヒロインの苗字は大阪の地下鉄の駅名から採

用されているらしい」



 「高校生で当主やってるのならもう少し頭良くても良いのにな」



親友に裏切られてチェストーされてるから仕方ないだろう」



 「では続いてこの人」











 「ナギ軍に追加された武将だな。一応ナギ作成のRPG『ミッションワリバシ』

にもゲスト出演はしているみたいだな」









「台詞で出てくるニケってのも登場するみたいだな」



 「更に続いてこの人」












 「悪役の中ではガードリーダー隊長が愛してやまないキャラクタらしいな」



「まぁ俺には及ばないが、こいつも中々優秀そうだな」



 「は?」



「え?」



 「気を取り直して、ギラーミンの用心深い性格や仕事ぶりから

義理なども比較的高く設定されている。

彼を引き抜くのはかなり難しいだろうな。

  なお、リメイク版の映画ではただの安い小悪党にされてしまってるらしいのが残念だ」













粗製濫造RPGで出てきそうな名前が一杯だが、こいつらは誰だ?」



 「切り裂き大和団の面々だな。主な顔絵が三国志13の黄巾賊や

南蛮武将からチョイスされてるのがまたなんともだが、

  普通に綺麗な女性もまぎれているのにびっくりだ」



「名前のセンスや顔も酷いが能力も酷いな」



 「……それでも皆お前より優秀だろ」



「何か言ったか?」



 「よし、次行くぞ。次は……」











 「元ネタのゲームはプレイ日記化もされているが

『鳥井クエスト』での活躍やトップページのMLさんのイラストでの知名度の方が

長剣連合関係者にはわかりやすいか?

  原作での行動から武力や魅力は高いが知力は低めに設定されているのに

納得できるとテトラの評もある」



「やべえな、ほんと、魅力の半分しか知力ないじゃねぇか」



 「と言ってもお前の1.5倍あるぞ?」



「なんだって!? 俺がこんな奴より知力が低いって言うのか!?

  っていうかこんな奴に知力43はもったいねぇ! 知力13とかで充分だ!」



 「……い、いや、やはり参謀やってたんだし、もう少し高くてもだな」



「あ? 急にどうした? よくよく考えれば知力は一桁でもいいぞ! 

  お前もそう思ってんだろ!?」



 「いや、よくよく考えれば43はナギによる不当評価だな」



「なんだよ、何が不当評価だよ」



言いたい事はそれだけか?」



「え? ほ、本人!?



失せろ












「ぎゃーーーーー!!」



 「なんで俺までー!?」




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