※このプレイ日記は2017年1月1日に後援者のテトラさんが製作したものです。










 ふっふっふ、先手は譲ったが形勢逆転だなノワール!



 むむむ…











 一気呵成に攻め立てて、この勝負は頂く!!















 甘いっ!!



 げぇっ!?ホールド!!?














 まだまだぁ!!



 あばばばばば!!
















 うわらばっ!!?














 勝負ありっ!!ノワール殿の勝ちですな。



 勝ち急ぐせいで、防御が疎かなのよあなたは。



 ホールドから一気に形勢逆転、お見事でしたな。



 それじゃ、約束は守ってもらうわよ?



 わ、わかってるよ…。



 おや、何か賭けでもしておられたのですか?



 ああ、勝った方が次の進行を主導するって約束でな。



 つまり、今回の進行役は勝者の私ってことね。



 なるほど。それではノワール殿、今回は何を題材にするのですかな?















第1726弾





聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル














 今回はPS4より、聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウルの紹介よ。

原作漫画については…有名だし今更説明不要よね?



 隊長が度々暗黒聖闘士に言及されておられますし、後援者で

ご存知の方も多いでしょうしな。



 ファミコンゲームのプレイ日記もあったな。











 星矢のゲームは結構数が出ているけど、本作はPS4で出た

現状最新の星矢ゲームね。

内容は格闘アクション。聖闘士達を操って敵を倒す、オーソドックスなものよ。




 本作の特筆すべき点は、何と言っても登場キャラクター達の多さね。

星矢達御馴染の青銅聖闘士以外にも

最強の聖闘士である黄金聖闘士に加えて











 海王ポセイドンの海闘士(マリーナ)や











 冥王ハーデスの冥闘士(スペクター)も使用できるわ。














 勿論、それぞれの闘士だけでなくポセイドンやハーデス、

ハーデス配下の双子神にアテナといった神達もプレイヤーキャラとして

使用可能よ。










 そして、本作ではTVアニメオリジナルエピソード「アスガルド編」

オーディーン配下の神闘士(ゴッドウォーリア)と、彼らを

束ねるヒルダが登場。アスガルド編のストーリーも再現されているわ。



 漫画原作のアニメでは、アニメオリジナルエピソードは嫌われる

傾向が多いが、このアスガルド編は

割と好意的に受け止められているエピソードだな。














 さらに、このゲームの発売と同時期に展開された新作アニメから、

最強の聖衣である神聖衣(ゴッドクロス)を纏った

12人の黄金聖闘士も使用可能なバトルオブゴールドが搭載されているわ。

最新作アニメといち早く連動しているのも今作の特徴ね。



 そういえば、隊長がお好きな暗黒聖闘士は出ないの

ですかな?



 残念なことに、このゲームに限らず黄金十二宮以前の銀河戦争、

暗黒聖闘士、白銀聖闘士なんかの戦い
は殆どスルーされる傾向にある…














 今作でも、登場どころかナレーションで僅か一行の説明で済まされてしまうわ。

2016年の大河ドラマでは登場人物の死をナレーション上で済ませる「ナレ死」

なんてのがあったけど、それに近い扱いね。



 PS3で最初にでた聖闘士星矢のゲームである「聖闘士星矢戦記」では、

敵専用とはいえ暗黒聖闘士や原作には居なかった暗黒蜥蜴座や

暗黒鷲座なんかも登場したんだがな…



 それに、登場キャラクター数はコスチューム違いを含めているから、

若干の水増し感があるわね。

それを差し引いても充分多いんだけど…














 実際、青銅聖闘士の黄金聖衣装着とか、冥衣を纏った黄金聖闘士とかは

対戦台詞とかも固有のものになるから、ちゃんとバリーションとして

機能してるしな。













ゲームについて








 次は対戦ゲームとしての特徴を挙げていこう。前述した通りこのゲームは

一対一の対戦アクションだ。



 聖闘士星矢の世界観の再現として、ダメージを受けている最中でも

敵の後ろに回りこむ「光速ムーブ」や

通常攻撃の威力を高めるバーストアクション等、

所謂ゲージに相当する「小宇宙」を消費して様々な特殊行動が出来るわ。











 さらにもう一つの特殊ゲージに「セブンセンシズゲージ」

「セブンセンシズ覚醒」がある。










 これはパワーアップに加えて、超必殺技に相当するBBA

撃てるようになる。












 ババアがどうかしましたか?



 ババアじゃないわよ!



















 BBAはビッグ・バン・アタックの略だ。所謂超必殺技で、

原作を意識した数々のド派手な演出は見応えがあるぞ。



 最後のは何よ(汗)













 さらにKO時、技によっては御馴染の「車田飛び」からの

「車田落ち」も見れるわよ。

色々な技で勝利を掴むのも、ある意味醍醐味ね。



※ 車田飛びとは、車田正美氏の漫画でよくある、のけぞりながら吹っ飛ぶ表現。

車田落ちはそこから顔面、あるいは頭から地面に墜落する様を指します。



 一度見たBBAのアニメーションは、ギャラリーモードでいつでも

見れるようになっていたりするんだが…















 技を受ける側を自由に設定できるので、好きなキャラを色々な技で

ボコボコにすることも出来るぞ☆

と言う訳で、聖衣を装着してないデスマスクに色々な技を叩き込んでみた。



 惨い…デスマスクが何をしたってのよ(汗)


















 そこはいつもいつも星矢達に苛酷なタイムアタックを強いるアテナに

教育的指導とかにしときましょうよ。



 お前も大概だよ(汗)



 容赦なく頭から墜落しておりますな…



 ちょっと脇道にそれちゃったけど、ゲージを使用した特殊アクションを絡めた

駆け引き
も重要なゲームよ。



 最近の格闘ゲームとかは基本的にそんな感じだから、目新しい

わけでもないんだけどな…



 さらに、「原作の名台詞」を装着することでキャラクターを強化できる

「アシストフレーズ」も搭載されているわ。



 名台詞?














 この漫画のコマは一例だが、原作の台詞の中でも印象的なもの

抜粋されてて、それぞれが攻撃力アップとか色々な効果を持っているんだ。



 条件を満たしている間だけ発動するものや、常時発動するもの、

効果も条件も色々と分かれているから、組み合わせ次第で色々と個性を

だせるようになっているわ。




 残念ながらストーリーモードでは反映されないんだけどな…














問題点





 当然ながら色々な問題点も散見されるゲームでもあるわ。



 何と言っても、一番の問題は強烈な「焼き直し」感だろうな。



 と、言うと?














 このゲームの前作にあたるゲームに「聖闘士星矢・ブレイブソルジャーズ」

というゲームがあったんだけど…



 本作の「アスガルド編」と「バトルオブゴールド」以外の部分は、

ほぼ据え置きなのだ。

アシストフレーズとか、ちょこちょことしたマイナーチェンジはあるんだが。



 特に「アスガルド編」を除くストーリーモードは内容がほぼ一緒だから、

前作をプレイしていると凄く退屈に感じてしまうわね。














ストーリー描写





 これは同じくストーリーモードに関する問題点だが、場面描写が

非常にしょぼい。











 各シーンでは原作通りにキャラクター達のやりとりがあるんだけど、

基本的に棒立ちの状態で台詞だけで話が進行していくわ。

たまに思い出したようにアクションを挟むけど、全体的にモッサリしていて

非常に低クオリティ
と言わざるを得ないわね。



 他にも、脇役のモデルを作るのが面倒だったのか、ザコ冥闘士みたいに

声だけ出てくる奴とかもいる。

しかもザコ冥闘士が口を開くたびに突然画面が空を写したりと、

作りこみが甘い部分が目立つな。












 上の画像は、ワイバーンのラダマンティスと部下の会話シーンなんだけど、

部下の台詞になるたびに何故かこの画面になるのよね…



 ザコ用モデルを用意してないからと、やっつけすぎですな…



 全体的に一対一の会話シーンに終止するせいで、話の流れも

ブツ切り感が凄まじいのも問題だな。
















登場キャラクターについて





 この手のゲームにはありがちな問題だが、登場キャラクターにも

色々問題はあるな。



 白銀聖闘士や暗黒聖闘士が出ないことは昔から言われているし、

海闘士や神闘士はほぼ全員出てるのに冥闘士はボス格以外は

登場をばっさりカットされているとかね。



 そのせいで、前述のストーリーのブツ切り感が殊更強調されてしまっているな。

まぁ、原作の冥界編からして駆け足展開のせいで戦闘描写が無い

冥闘士も多かったし、ボス格である冥界三巨頭はちゃんと出てるから

必要最低限は揃えているとも言えるんだが。




 キャラクター関連で言える話だと、各キャラクター間の性能差も問題ね。

これは対戦ゲームが常に抱える問題だから、本作特有の問題って

ワケじゃないんだけど…



 色々と気になる点があるのは確かだが、聖闘士星矢ごっこをする

ゲームとしては充分なゲームだろう。


聖闘士星矢のファンなら、一度は手に取ってみてもいいんじゃないだろうか。



 さて、ゲームの紹介はこれくらいにして、実際にプレイに

移ってみましょうか。



 それでは、続きはパート2からですな。






Part2へ


TOPに戻る