※このプレイ日記は2016年11月1日に後援者の古風さんが投稿したものです。




第1687弾





鉄人28号







皆様こんにちは。古風です。








今回はまたまたこちら。PS2ソフト『鉄人28号』。



今回は以前に紹介したストーリー本編ではなく「対戦モード」を使用した

実験プレイ
です。

最大4人での対戦が可能な本モードは、プレイヤーの代わりにCPU設定もでき、

レベル1〜100まで選択することで、

CPU能力・機体性能の両方を同時に上げることが可能です。


お題は「CPU操作の27号はレベルをいくつまで上げれば、同じくCPU操作の

鉄人28号に勝てるのか」
の検証です。



以下、レポート(のような)形でお送りします。





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テーマ

「CPU操作の27号はレベルをいくつまで上げれば、同じくCPU操作の

鉄人28号に勝てるのか」








《実験方法》

双方レベル1からスタート。一方が三本先取するまで同じレベルを維持して戦わせる。

鉄人28号が三本先取するたびに27号のレベルを1つ上げる。

27号が三本先取するまでこれを繰り返す。27号が三本先取した時点で

鉄人28号の能力を上回ったと判断して実験終了。








《使用ロボット》





【27号】

旧日本陸軍の命令で開発された人型ロボットで「鉄人計画」の産物。

2004年のリメイク版では、動くには動くが何故か失敗作扱い。

兵器としての要求水準を満たせなかったか。

「鉄人計画」主任の金田博士の助手を務めた敷島博士によって、

戦後に産業用ロボットとして再設計・製造された。




史実でも戦後にチハを改造したブルドーザーが出回ったことを考えれば、

現実味のある発想…かもしれない。


性能は文字通り鉄人28号のプロトタイプといった所で、あらゆる面で28号に劣る。

ロケットによる飛行能力が無いので、殊に機動力には絶望的な格差がある。

必殺技は「ダブルチョップ」のみ。

この「ダブルチョップ」は両手の振り上げから攻撃までの隙が大きいものの、

下方向への当たり判定に優れるので、

ダウンした相手に追い討ちを掛ける戦法において優秀。










【鉄人28号】

謂わずと知れた鋼鉄の巨人。

太平洋戦争末期に旧日本軍の「鉄人計画」の集大成として開発された、

操縦者の意のままに戦い続ける「不死身の兵士」。

開発者は少年探偵・金田正太郎の父親。

格闘戦での強さとロケット推進による飛行の機動力・汎用性の高さは、

遠距離用の武器を一切搭載していないという弱点を補って余りある。

必殺技は1段階目「突進」、2段階目「フライングキック」、

3段階目「ロケットチャージ」、4段階目「急降下アタック」。

必殺技で特筆すべきは1段階目の「突進」。




威力こそ通常攻撃を最大までタメた右腕の「ストレートパンチ」や

左腕の「アッパー」に劣るものの、

入力するとタイムラグなしで進行方向に突進するので隙が無い。

突進する距離が割と長い上に、通常移動では歩くしかできない鉄人が

「突進」を繰り出す時だけは走るという特性があるので、

飛び道具に対する緊急回避、大技に対するカウンター、素早く間合いを詰める

ダッシュにと使い勝手が良い。











実験開始








〈27号レベル1〜2〉

CPUの能力は大差なく、レベル調整による27号の性能の底上げも鉄人に及ばず。

鉄人28号がほぼ完封して三本先取。ここまで鉄人の6連勝。

27号は6戦の内に幾度か繰り出した「ダブルチョップ」が僅かに1度しか命中せず、

むしろ振り上げの隙にカウンターを喰らうか防御される場面が目立つ。







〈27号レベル3〉

ようやくレベル調整の効果が見えたか、27号は比較的善戦。

鉄人に7勝目を献上するものの、8回戦にて初の一本。

鉄人の大技の隙をついた「ストレートパンチ」でダウンをとってから流れを掴んだ。




続く9〜10回戦は、地力を見せつけた鉄人が終始優勢を保って三本先取。

特に10回戦は鉄人が『「ストレートパンチ」で吹っ飛ばした27号がダウンから復帰した直後に




「フライングキック」の追撃を加えてトドメを刺す』というコンボを見せた。






〈27号レベル4〜5〉



そろそろ能力が逆転しつつあるのか、27号の立ち回りが鉄人に対し

優位に立つ場面が幾度か見られた。

11回戦は僅差で敗れたものの、12回戦ではダウンした鉄人に対する

「ダブルチョップ」の追い討ちに成功し勝利。

13〜14回戦は大技の隙を衝かれて流れを掴めず。1勝3敗でレベル5へ。

レベル5では互いに二本取り、リーチを掛け合う。




19回戦は接戦の末、鉄人に軍配が上がり、調整がレベル6まで及ぶ。






〈27号レベル6〉

ここでついに27号が28号を凌駕したか。20〜21回戦は鉄人の大技のタメを

見切って快勝し、いきなりリーチをかける。




22回戦で鉄人が意地を見せて一本返すも、23回戦ではやはり27号がリード。

きれいにカウンターを決めて三本先取。実験終了。









《実験結果》




双方ともにCPU操作の場合、27号が鉄人28号に対し圧倒的優勢を得るには、

5のレベル差が必要である。

尚、動画の録画時間は、対戦設定中は録画を停止していたこともあり

純粋に戦闘時間のみで合計103分。

1回戦平均で4分46秒といったところであった。











……とスッキリまとまってくれれば良かったのだが。

後日、遊びに来た友人Tと昼食を取りながらの余興として

再度レベル1同士で27号と鉄人28号を戦わせて観戦してみると…。








いきなり27号が快勝。

鉄人の攻撃のタメに27号のカウンターが悉くハマってのこと。

(録画機材を接続していなかったので、画像はイメージ)


あんまりな結果に、録画した動画を見返しつつ本プレイ日記を制作していた私は

「実のところ全く信頼するに足るデータが得られていなかったのではないか」

という疑念を払拭できず。




約一月半の間、未完成のまま封印することになった。









《結論》







戦いは運だよアニキ……。



しかし、実験外の一度とはいえ、レベル調整なしで圧倒的な性能差を覆して

鉄人28号を倒すことに成功した27号。

失敗作の烙印を押されようと、彼もまた「鉄人計画」の生み出した強者であると

自ら示して見せたのだ。









称えよ27号、負けるな27号。

嗚呼、27号に栄光あれ。














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以上となります。

最後までお付き合い頂き有難うございました。







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