※このプレイ日記は2016年10月15日に後援者の古風さんが製作したものです。




第1665弾





鉄人28号








長剣連合の皆様こんにちは。古風です。

本日紹介するゲームはこちら。








PS2ソフト『鉄人28号』









2004年に今川泰宏氏が監督を務めた往年の名作アニメのリメイク『鉄人28号』

(通称『今川版』)に合わせて開発されたゲームです。


キャラクター設定やデザインを『今川版』準拠としつつ、ストーリーは

独自のものとなっておりました。




開発は『地球防衛軍』シリーズで有名なサンドロット。

本作品は『リモートコントロールダンディー』や『ギガンティック・ドライブ』で培った

《巨大ロボット操縦ゲー》の正当な進化形といえます。

最新作『地球防衛軍4.1』の歩行要塞バラムは、正にこの集大成でしょう。





本ゲームの主な要素は3つ。







「ストーリーモード」

少年探偵・金田正太郎と鉄人28号を操り、世界征服を企む悪の秘密結社〈X団〉

との戦いを主軸に数々の事件を解決していくモードです。

全24エピソード。

難易度はイージー、ノーマル、ハード、スーパーハードそして

鉄人ランクの5段階となっており、

ゲーム慣れしていない層から腕に覚えのあるヘビーゲーマー層まで対応しています。









「対戦モード」

最大4人で遊べる対戦モードです。ストーリー本編に登場する全てのロボットが操作でき、

対戦フィールド及びその天候も選択可能、

チーム戦はもちろん、プレイヤーの代わりにコンピューターによる操作を設定することもでき、

かなり充実しています。








「チャレンジモード」

好きなロボットを操縦士、ストーリーの無い単発ミッションをクリアしていくモードです。

1人用の単独ミッションもあれば、

2人で連携して戦う協力型ミッションもあります。













このゲームにおける魅力の最たるものとして、

「リモコン操縦の再現」「自由度の高さ」が挙げられます。







・「リモコン操縦の再現」について・




レバー2本にツマミ(ボタン?)3つという恐ろしくシンプルなデザインの

リモコンによる操作をPS2のコントローラーで再現するため、

やや特殊な操作方法を用いています。


左スティック…移動・方向キー

○及び□…それぞれ右手・左手に対応しており、長く押すほどにパワーが溜まり、

強力なパンチが放てます。

△…必殺技ボタンです。突進やフライングキックなど、押す長さによって

異なる技が繰り出せます。

×…持ち上げ・投げボタンです。ダウンした敵、敵兵士やロボット操縦者、味方、建物、を持ち上げ、

もう一度入力することで投げることができます。



以上を基本動作に、R1の飛行用ロケットやL1のガードを使用することになります。







そして、ロボットの操縦はリモコンを持つ操縦者の視点です。


あまりにロボットが離れては敵との距離感が分からなくなったり、

建物が障害となって視界から消えてしまうこともあり得ます。

逆に近すぎるとロボット同士の闘いに巻き込まれ操縦者が踏みつぶされて

しまうことも。







時にはリモコンスイッチ(セレクトボタン)を切ることで操縦者の操作に切り替え、

位置取りを変える・操縦者を攻撃する敵兵士から逃れるといった行動が必要です。


ロボットのみならず操縦者にもHPがあり、当然ながらどちらかのHPが0になれば

ゲームオーバーなので、

安全かつロボットの操縦に支障の無い位置取りを意識することになります。







・「自由度の高さ」について・


本ゲームは非常に条件が大雑把です。

護衛対象や時間制限の存在するミッションはストーリーモード内にわずかに4。

残りは「敵を倒す(手段は問わず)」のみを目標にしています。

敵さえ倒せばなんでもあり。






建物をありったけ敵に投げつけようと

自衛隊の戦車を飛び道具にしようと

ロボット同士の格闘戦の結果街が焼野原になろうと

問題ありません!ペナルティも一切無。





残るのはリザルト画面の「鉄人 町守る」という新聞記事のみ。







また、攻撃の組み合わせを工夫することでより強力な「技」にすることも

できるようです。

例えば、「ダウンした敵を持ち上げたら別の敵に投げつける」、

「強攻撃で相手をふっ飛ばした直後に必殺技のフライングキックを重ねて

追い討ちをかける」



「下方向の当たり判定が大きいチョップで、ダウン中の相手に追い討ちをかける」


など、プレイヤーの腕と工夫次第であらゆる「技」を生み出せます。










多くのロボットゲームがハイスピード化している中、

あえてシンプルでゆっくりした操作性の中に奥深さを生み出したゲーム

『鉄人28号』の紹介でした。


一人でやり込むも良し、みんなで技を競うも良し、かなり遊べます。





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