※このプレイ日記は2016年6月5日に後援者のボルカノさんが製作したものです。




第1624弾





エキサイティングプロレス5

















 アアーッ、これは駄目ですねぇ。



 うむー……駄目だな。





トントン……。(ドアノックの音)





 ……ん、あの二人が来たかな?













 こんにちは。



 お邪魔します。何やってるんですか?



 ああっ、テトラさん!それにノワールさん!

これはお恥ずかしいところに!











 ……ナンバー3?



 キリュウ……?え、ちょっと待って。なんだか、二人いるような

気がするんだけど??




 いるな(苦笑)ボルカノさん、もしかして、これは……



 お察しの通り、エキサイティングプロレスです。

前回の対決(第1391弾)の焼き直しにと思い、

キリュウさんの数を二倍に増やしてみたのですが、あまり振るっておりません。



 あんな貧弱な子が、ナンバー3の相手をするのは無理よ。

二人いようと、三人いようと敵わないわ。



 ノワール、失礼だぞw それはツンデレじゃない、ただの暴言だw



 いや、ですが、仰る通り。












 結果はまさに、これ。予言的中ですな。



 ほらね、やっぱり。私の言った通りじゃない。











 ちなみに、ナンバー3以外で、バイソンともやりあわせてみたのですが、

そっちでも惨敗。どーにも駄目っすナ。

キリュウさんの数をもっと、増やすことも出来ますが、

結果はたぶん、ノワールさんがさっき仰った通り。結局は敗北でしょう。



 所詮、NPC同士の戦いでしょ。それなら、力の強い方が勝つ。

何人いても、結果は見えているわ。



 (しっとりした声色で、えげつないこと言うなぁ)



 ノワール、失礼だって。



 だって、本当のことじゃない。



 いや、御指摘ごもっとも。的を得ています。

そう、同じNPCでは工夫も何もあったものじゃあない……

難易度を上げても、ハードとハードが戦うだけだし、

下げれば、イージーとイージーになるだけ。これでは、ラチがあかない。

そこで、あなたたち二人の出番なのです!


 はい?



 え?



 NPCがダメなら、片方は人であればいい。

お二人が、キリュウさんを操作することで、勝利が見えてくるはずなのです。












 ……帰りましょ。



 そうだな。すいません、ちょっと用事が出来たので、

これで……













 あー、いやいやいや!お待ちを。

ならば、テトラさんが自分で、ご自身を操作。これは、どうですかな?



 ちょ、なんで俺があるのw



 こんなこともあろうかと、作っておきました。

能力もなかなかで、パワーはざっと、キリュウさんの3倍ほどありますよ。



 3倍って、元が1でしょ……。



 よく覚えてるな(苦笑)



 しかし、桁違いに強いのは事実です。

どうでしょう?せっかくの機会です。やってみては?



 やりましょう。



 はやっ!?



 このまま、帰るのもなんだし、これなら面白そうだからな。

やってみるよ。



 どんな理屈よ(汗)まぁでも、いいわ。テトラがやるなら仕方ないわね。

私もやるわよ。



 ありがとうございます。さすが、お二人ともノリがいい。



 だ、だって、仕方ないじゃない。それより、私が使うキャラは

誰かしら?



 キリュウさんです。



 はぁ……?



 いや、マジで。2体1だし、能力的にも、これでバランスが

取れるはずなんですよ。



 うーん……なんだか、果てしなく不安になってきたぞ(苦笑)
















【試合直前 ルール説明】






今回のプレイ日記では、テトラさんとキリュウさんとがタッグを組んで戦います。







まず、キリュウさんの能力値ですが、前回同様ほとんどが最低値の1。










次にテトラさんの能力は、攻撃力はまずまずながら、

ENDURANCE(打たれ強さ)の値が2しかないので、やはり、防御面は不安なところ。



試合も2体1の形式ではありますが、マットに上がれるのは基本的には一人だけで、

交代にはパートナーとのタッチが必要となりますので、

畳み掛けられると、あっという間に決着が着いてしまう可能性もあり得るでしょう。






実際、自分でバイソン操作して超ノリノリで実験したら、

40秒でテトラさんに重傷を負わせることに成功……


ゲフン、ゲフン!!


テトラさんがバイソンから猛攻を受ければ40秒ほどで

重傷を負ってしまう可能性があるということが判明しました。










なお、今しがた説明に使った、このマイク・バイソンが今回の対戦相手になります。

カプコンの格闘ゲーム、ストリートファイターシリーズに登場する巨漢のボクサーです。

能力的にはNo.3を一回り上回るように設定しました。







以上で説明を終わりとさせていただきます。
















 まずは私からね。さぁ、いくわよ!



 頑張れノワール!



 任せなさい!ハード(守護女神)の力を見せてあげるから!



 (あんな姿で、そんなこと言われてもなァ)



 ついに、戦いの火蓋が切って落とされたようです。司会は私、

アアーッがお務めします。

……キリュウ選手、さっそくバイソン選手に向かっていきます。











 素晴らしい、正確無比なコンビネーションです。



 ノワール選手のキリュウ選手、止まりません!

攻める、攻める、攻める!



 まもなく一分経過ですよ。














 アアーッと、しかし、まるで効いてない!

バイソン選手、平然と反撃に出ます!



 覚悟はしていたけど、こんなに弱いなんて……。



 さすがは伝説のボクサー、確実に相手を追い詰める。

……む?あ、あれは!














 殺人的ダッシュアッパー!!アッパーカットが決まったァァ!!



 ぶべらっ




 ノワール!



 バイソン選手が背後に回り込む……?



 ぐっと捕まえて……













 ノーザンライトォ!!













 うつくしーい!くくっ!(涙)



 ちょ、ちょっと待って……マジで意識、が……












 ノワール、今いくぞ!










 ノワール・キリュウ選手、テトラ選手の機転で難を逃れました。



 危ないところでしたよ、今のは。下手したら2分もせずに

試合が終わってた。



 ノワールさん自身は強いですが、

操作キャラがなにしろキリュウさんですからねぇ……。



 ちょっと、司会!今の聞こえたわよ!混ぜないでくれる!?

なによ、ノワール・キリュウって!



 お、落ち着け、ノワール。ひとまず、一旦下がれ。

ここは一度、俺に任せるんだ。



 ……悔しいけど、そうするほかなさそうね。










_


 テトラ選手に後を託し、エプロンサイドに下がっていきます。


 ノワール・キリュウじゃなくて、キリュウ・ノワールの方が

良かったんじゃない?

ストライクノワールとか、ヘルキャットノワールみたいに改造機っぽくて

カッコイイ気がする。



 アアーッ、それもそうですね。



 そういう問題じゃない!











 くらえ!



 テトラ、やっつけちゃいなさい!




 テトラ選手、攻めていきます。



 あ、効いてる。バイソンのボディが黄色になってる。

ゲージは正直だな。分かりやすいや。



 続けて、ロープを登って……










 出るか、大技……?











 ミサイルキック!上空から浴びせるように叩き込むぅー!!

バイソン選手、そのまま、リングの外へとすべり落ちていきます!



 リング外!面白いことになりそうです。

何が起きるか分かりませんよ。



 ノワール、降りてきてくれ。一気に攻めて、リングに戻すんだ!

弱ったところでフォールを仕掛けるぞ。



 わかったわ。



 俺たちの力を見せてやる♪ ……ん?












 はきむ!



 外に出たテトラ選手を、バイソン選手のパイプ椅子!

冷たい金属の迎撃が待っていたー!




 テトラ!ちょっと、審判!

……いいえ、司会!凶器は反則のはずよ!



 いや、それが、ぜんぜん反則じゃあないのです。

実はこんなこともあろうかと、私の方で凶器による襲撃もよしとしておきました。

しかし、こうも鮮やかにやってくれるとは……。

感動した!!










 ……快楽主義者に何言っても無駄みたいね。











 バイソン選手、椅子を抱えてリングに戻ります。



 引き際も鮮やかですな。……リング?

すると、今、狙われているのは……



 ノワール、逃げろ!!



 バイソン選手、猛然と突進!










 きゃああああ!



 交代だ!











 くっ、こ、この……よくも……

NPCのくせに、ハード(守護女神)の私を一方的に……



 いくら、ノワールでも、操作キャラがアレじゃな……

やっぱり、なんとしても、俺が抑えるしかないか。



 あんなやつなんかに……あんなのごときに……私が……

この……この……このぉ……!

ザコがいきがってんじゃねーぞ、ゴラァ!!












 へっ?



 キレ、た?














 うおおおおお!!いい加減……くたばりやがれぇ!



 ちょ、ノワール、おまえ、それはキャラが違うw

ブランが混じってるぞw



 ブラン?……アッシマーの??

それとも、シリアルのオールブラン?

だ、だめだ、わかんねぇ(汗)











 ノワールと同じような女神に、ホワイトハートというのがいるんですよ。

見た目はちっちゃくて可愛いけど、口の悪いところがあって。



 へぇー。タメになりますです。












 ぐっ、は……!


 バイソン選手の強烈なボディーブローゥ!!

ダウン、ダウン、ダウーン!すかさず、フォールに持っていくー!



 ……中身だけパワーアップしても、そら意味ないわな(苦笑)












 や、やばい、話して出遅れた!ノワール!



 ワン……トゥ……スリー!アアーッ!














 み、認めない……こんなの私は認めない……

お、覚えてなさい、よ……。




 (いつの間にか、元に戻ってる……)



 白熱した試合でしたが、最後はキリュウ選手をねじ伏せ、

バイソンの選手の勝利に終わりました!














 いやいや、我ながらアホな提案をしたもんですが、

快諾いただき、ありがとうございました。



 結構、面白かったですよw



 恐れ入りますw



 ………………。(怒)



 ノワール、あんまり気にするなって。

キャラがキリュウさんじゃ、どのみちバイソンを倒すのは無理だったさ(苦笑)



 別に……。気にしてなんてないんだから。



 (め、めちゃめちゃ睨んでる……)



 すいません、あとでなだめておきますんで(苦笑)



 ………………。(じーっ)



 (うぅっ、まだ睨んでる……。なんだ、コレ?普通に怖ぇぞ……)




 さて、そろそろ行くかな。それじゃ、俺たちはここら辺で帰りますね。

……ほら、ノワール。



 ……分かってるわよ。



 また、お越しくださいませー。



 来るか!!














後日・大阪府某所





 なぁ、ノワール、お前がボルカノさんに贈り物をしたって本当か?



 ああ、その話?本当よ。



 意外だな。あの時は、あんなに怒ってたのに。

何を送ったんだ?



 靴下。



 おい、嘘つくな。



 嘘なんてつかない。けど、誰も『私の』なんて言ってないわよ。



 ……え?じゃ、一体、誰のを送ったんだ?



 フ、フフフ……。



 お前がそんな風に笑うなんて珍しい。なんだろう、物凄くイヤな

予感がするぞ(汗)



 私があいつに送った靴下は・・・・













 ヘルダイバー軍の刑道栄将軍のよ(笑)



 いっ……いぃ!?ぼ、ボルカノさんは知ってるのか?(汗)



 知ってるわけないでしょ。いい気味ね。私にあんな

与えた報いよ。

ついでに内密にするように言っておいたわ。



 うーん……また随分と、えらいことをやったなぁ……。

もし、将来、このことがバレたら、かなりヤバいぞ。











 心配する必要なんてないわ。大丈夫よ。

攻めてきても、返り討ちにしてみせるわ。



 確かに、並みの奴らがお前に掛かってきても、

簡単には負けないだろうけどさ。しかしなぁ……

うっぷ……気持ち悪くなってきた……。事実を知らないってのが一番怖い。




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