※このプレイ日記は2016年1月15日に後援者のテトラさんが作成したものです。








 さて、今日は隊長命令を実行するぞノワール。


 隊長命令?


 先日手記で指令を受けたんだ。











 PCゲームのレビューを大量生産しろとな!


 また随分無茶な命令ね(汗)


 そんな訳で、今回はPCゲームのレビューをするぞ。

題材は、これにしよう。












第1560弾






創刻のアテリアル











 エウシュリーより発売されたPCゲーム創刻のアテリアルだ。

 あなたのアイコンの元ネタね。


 それじゃ、早速レビューに行ってみようか。









創刻のアテリアルは、2012年にエウシュリーより発売された「カードバトルRPG」です。





エウシュリーは、戦女神シリーズや、幻燐の姫将軍シリーズなど

ゲーム性を重視した作品を 数多く発表しており、

それらは二つの回廊の終わり(ディル=リフィーナ)という一つの世界観で

展開していたものでした。

本作は、一部のキーワードに過去作との関連を匂わせるものがあるものの、

珍しく現代を舞台にしたストーリーが展開されます。









ストーリー





物語は、妹と二人で暮らす主人公「仙崎秀哉」と仲間達が平和な学園生活を送る中、

クリエイターと呼ばれる化け物が闊歩する、異世界「歪秤世界」へと迷い込むところから

始まります。









歪秤世界はクリエイターだけではなく、別世界から迷い込んできた天使と悪魔が

長年に渡って争い続けている世界でした。








やがて秀哉達が通う学校、そして暮らす街までもが「歪秤世界」に融合してしまい、

そこで 天使と悪魔との戦争に巻き込まれていくことになります。

その中で、秀哉達は天使と共に行くか、悪魔と共に行くか、或いは独自の道を進むか…

という選択を迫られます。








天使と悪魔に対して、非力な人間に過ぎない主人公達ですが、

主人公達の幾人かは異能の力に目覚めます。


主人公秀哉は、自らの血液を自在に操る能力を得ます。

主に血液を凝固させて武具を造り出して戦っているようです。










最初に歪秤世界に共に迷い込んだ親友の海斗とアカリも、それぞれ

加速能力、氷結能力を得ています。

他の仲間達も様々な異能を持ちますが、彼ら彼女らが異能を得た経緯には、

黒幕の思惑が絡んでいます。

その思惑を全て知ることが出来るかはルート次第だったりしますがw











キャラクター



仲間になるキャラクターは、秀哉を除いても全ルート合計で20人以上と中々の人数です。

人間以外の仲間は、天使なら天使、悪魔なら悪魔ルートで仲間になります(当たり前ですが)

また、第三の選択である人間ルートでは、条件を満たす必要がありますが

一番多くの仲間を 集められます。

一度仲間にしたキャラクターは、次周からクローンとしてルートに関係なく

仲間として使用可能になります(シナリオには関わりませんが)

そして、仲間の中で個別EDのあるキャラクター、所謂攻略ヒロインは全部で8人。






新体操部に所属する親友アカリ








生徒会長の鳴海








大企業役員の娘沙夜音









新聞部の部長まどか








妹の未來(左)、その親友の杏里咲(中)シャネオルカ(右)

通称妹ズ








天使メヒーシャ





と、実に様々なヒロインが居ます。

ゲーム性重視のエウシュリーのゲームですが、コレだけヒロインが居るので…
























当然シーン数も結構な数があるでありますw









ヒロイン以外の仲間も、例えば悪魔勢は、





悪魔ルートにおいて、秀哉のパートナーのような関係になる常にハイテンションな悪魔ギレゼル。









卑怯で小物という、あまり仲間になりそうにない性格付けの中級悪魔ヴァザ。










どのルートでも(仲間になる悪魔ルートでさえ)一度は戦うことになる、人間を見下すキノールラザ

など、悪魔陣営はそのビジュアルも手伝って中々にインパクトがあります。





天使ルートで仲間になる天使は、ビジュアル的には比較的大人しいのですが…









懲罰部隊という精鋭天使部隊を率いる将軍ラグタスは、どっからどう見ても熊さんですw


他にも、長年音信不通だった秀哉の両親も仲間になるのですが…









母は妙に若く見えます。
とても二児の母とは思えません。

これだけならまぁ良かったんですが…








親父はどう見ても893です(汗)

実は母の実家は裏家業、親父は暗殺者…主人公の家庭環境が一番ぶっ飛んでいますw










一家団欒してても、親父の部分に強烈な違和感がw












システム


お次はシステムについて。

ワールドマップから行き先を選択し、エリアに入るとルートとポイントで繋がったマップに入ります。

ここでイベントを起したりすることで物語が進行していきます。








同じくフィールドをうろついている敵シンボルに接触することで戦闘に突入します。









そして、カードバトルRPGとなっている通り、本作では戦闘は全てカードゲームとして進行します。












カードは敵を倒す、錬成する、仲間がLVUPするなどして手に入れられ、デッキを組んで敵の

リーダーカードの撃破、或いは他の勝利条件を満たすことを目指します。








カードの種類

デッキに組み込めるカードには以下の種類があります。



リーダーカード





デッキに一枚だけ設定できるカード。バトルスタート時にフィールドに配置されます。

支配力というパラメーターが存在し、カードが設置されているマスに

隣接しているマスに、数字分の支配力を供給します。この値が、配下の使用に影響します。

リーダーカードの耐久力であるLPが無くなると、敗北となります。

このカテゴリーのカードは、アイテム錬成でのみ入手可能です。






配下カード





デッキに最大30枚まで組み込めるカード。設置する際には、設置するマスにカードのコスト分

の支配力が供給されている必要があります。コストは0〜6まであり、必要コストが高いほど

配置の手間が掛かる代わりに強力な能力
を持っています。

配下カードの役割は、攻撃だけでなくリーダーカードに向かう攻撃をブロックする壁にも使います。

また、配下にも支配力が存在し、うまく支配力を高め、強力な配下を早めに配置できれば

基本的には楽に戦えます。

このカテゴリーのカードは、アイテム錬成の他ストーリー進行、ショップ購入、LVUPの他に

「仙崎秀哉」系のカードで撃破した場合でも入手可能です。








秀哉の能力「複製」で撃破した敵カードを複製して入手しますが、複製できるのは秀哉の

「複製」の能力レベルに依存します。レアな敵程高いレベルが求められます。









アイテムカード





文字通り、使用することでカードの耐久力を回復したり、攻撃力を上昇させるものや

カードに装備させることで能力を強化したり、特殊効果を付加したりするカードです。

消費アイテム系のカードは、自分のターンならいつでも使用することができ、装備カードは


デッキ編成時にリーダー、或いは配下カードに予め装備させておきます

装備はカード一枚一枚ではなく、一種類毎に適用されるため、同じ種類のカードならば

装備効果は全てのカードで共有
されます。



各カードにはレアリティが設定されており、

コモンアンコモンレアスーパーレアエクストラユニット

の順に高くなります。






問題点


システム関連

カードバトルということで、本作では様々なカードを組み合わせてデッキを組んで戦います。

それはいいのですが、RPGであるため、ストーリーの展開次第で仲間が一時抜けたりすること

があり、その間そのキャラのカードは使用不可能となってしまいます。

せっかく考えて組んだデッキなのに、離脱したキャラのカードを入れていたが為に再びデッキを

組み直す必要があったりするのは若干面倒です(デッキは一応複数作れます)






そして、同じくデッキの問題点として、一部の特殊戦闘では使用するデッキが固定されます。(EXと表示)

自由にデッキを組むのが醍醐味のはずのカードゲームで、これはどうなのかと…

当然固定デッキは手を加えることは出来ないので、初見で使い勝手の分らないカードで戦わされる

という事態にも陥ることがあります

また、これもデッキ構成関連の問題点ですが、ゲーム中かなりの期間デッキに編成できるリーダーカードが

「仙崎秀哉」系のみ
となっています。







他キャラのリーダーカードは、最低でも3、4周しないと入ることが出来ない「EXシナリオ」を見る必要が

あるので、「特定のキャラだけのデッキ」のようなネタデッキを作りたいと思っても、かなりの

時間を要します。ここでも自由なデッキ構成に若干の枷が掛かっていると言えます。








シナリオ関連

本作のシナリオは3ルートへ分岐します。この分岐によって展開だけでなく仲間になるキャラやシナリオ進行

で入手できるカード、個別EDが見れるヒロインが変ります。

しかし、この個別EDと、ルートEDで若干齟齬が出てしまう事があります。それが特に顕著なのが

悪魔ルートでのみ個別EDにある沙夜音EDです。





気位が高いお嬢様な沙夜音と、ルート中では非常に中睦まじくなっていたはずが…










何故かその後のルートEDにて、突然秀哉がヒロイン達を次々に美味しく頂いていくだけでなく…









海斗やギレゼルも参加しての大乱○パーティーが始まります。







※驚愕に固まるプレイヤーの図






あまりの唐突な展開にプレイヤーは置いてけぼり状態です(汗)

というか、悪魔ルートでは秀哉の性格が凄まじく変っています。悪魔ルートの展開を考えれば

無理があるワケでは無いのですが、そこまで変化する過程が説明不足なため、すっ飛ばしている

感が出てしまっています…


これ以外は全体的には会話シーンが冗長な部分があったり、妙にテンポの悪い部分もあったりするのですが

致命的という程でも無いので、問題として挙げるほどのモノは無いでしょう。










まとめ




カードゲームとRPGをうまく組み合わせ切れなかった部分が目立ち、発売前の期待値が高かった

こともあってか、本作の評価はあまり高いとは言えません。

しかし、多彩なカードの収集や、それを組み合わせたデッキ構築など、カードゲームとしての

面白さ
はしっかりあり、システム面の不親切さはあるものの、充分遊べるゲームであると思います。


連合のカードバトラーである東京の激突王大和さんや、蒼皇さん配下のアイチくんから見れば、

カードゲーム としてはぬるい造りに思えるかも知れませんが(苦笑)



最後に、数百枚のカードの中から、私のお気に入りをいくつか挙げてお別れします。









ユユガノ氷岩種

雪女っぽいクリエイター。。

主力どころか一度もデッキに組んだことも無いのですが(苦笑)

ただ絵柄が可愛らしくてお気に入りです。








メヒーシャ

メヒーシャEDで貰えるカード。

個別EDでの一幕を切り取ったものです。各個別ED後に特別カードが

貰えますが、これは特にお気に入り。








ブラックエウシュリーちゃん

メーカーの看板娘その2です。ビバ☆スク水!!

多くのゲームでゲスト出演していますが、今回は他の看板娘共々

カードとしてのみ登場します。








鳴海

黒髪ロング+日本刀の組み合わせは、ありきたりですが鉄板だと思います。

鳴海系のカードは大体刀と一緒に書かれていますが、これはその中でも

特にカッコいいと思いお気に入りに。某死神漫画の卍○に見えるという意見もありますがw





それでは、また次の機会にお会いしましょう!!






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 実は、最初にアイコンを決めるときに秀哉と迷ったのがあるんだよな。


 そうなの?


  ああ、これなんだが…















 秀哉よりもこっちの方が現実のあなたに近いんじゃないw?


  うるさいよw


 でも、何でこっちは使わなかったの?


  だって、ゾンビアーミーなボルカノさんと何か似てしまうじゃないか。


 それだけかい!